ライオネス飛鳥×長与千種「クラッシュ・ギャルズ」“還暦”対談 80年代女子プロレスブームの再来を語り尽くす
ダンプ松本(64)の半生を描いた「極悪女王」(Netflix)で再注目されている80年代女子プロレス。ブームの火付け役、クラッシュ・ギャルズの2人が当時と還暦を越えた今を振り返る。
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──「極悪女王」の影響は?
ライオネス飛鳥(以下、飛鳥)「極悪女王」のおかげで、過ぎ去ったことが「ing」になったね。自分も当時の気持ちを思い起こして新鮮な時間を過ごしてます。
長与千種(以下、千種)クラッシュ・ギャルズが現在進行形になったってこともあるし、個人的にはマーベラス(千種の女子プロ団体)の選手が女優さんたちにプロレスを教えられるようになったのは大きい収穫だった。
飛鳥 千種が還暦の日、全女のグループLINEに、「こんな私なので一生やっぱりプロレスに携わり、これからまた新しいレスラーを生み出していくんだろうと思います」って書いて、本当にコイツはプロレスバカだなぁと思って(笑)。選手が女優さんたちを教えたって言うけど、その教え子をつくってんのはこの人だから。素晴らしい能力だなって、作品を見て改めて思ったよ。女優さんがプロレスラーになったんだよ。(剛力)彩芽ちゃんと話してても、プロレスのことをちゃんと話せるわけ。プロレスに対して愛情を持てているっていうことがスゲぇなと思ったし、改めて長与千種はスゲぇヤツだなって思った。
千種 相方にそう言ってもらえるとうれしいな。「極悪」以来、アメリカやイギリス、スペインの選手たちがクラッシュ・ギャルズを見はじめて、「アメージングだ!」って言ってるの。