米男子バスケ五輪4連覇に暗雲 NBAの“キング”も不参加表明
米プロバスケットボールNBAのスター選手による東京五輪への出場辞退が相次いでいる。
キングの愛称を持ち、現役最強選手として知られるロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズ(36)が、シーズン中に痛めた右足首の治療を優先するため、五輪への不参加を表明。ジェームズとコンビを組む同僚のアンソニー・デービス(28)は、右足(アキレス腱、ふくらはぎ)や鼠径部の故障を理由に出場を見送った。ここにきて、現役最強シューターとして知られるゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリー(33)が、代表入りに難色を示していると、複数の米メディアが伝えている。
NBAは現在、シーズンチャンピオンを決めるプレーオフを行っており、両カンファレンスの優勝チームが争うファイナルは最長で7月22日(7回戦制)まで行われる。米国が4連覇を狙う東京五輪の男子バスケは同25日に開幕(さいたまスーパーアリーナ)する。代表候補選手によっては、厳しい日程を強いられるため、今後もジェームズらに続く選手が出る可能性はある。複数の米メディアはトップ選手による「ドリームチーム」の編成は難しく「Bチーム」での出場になるとしている。