【体操】村上茉愛は日本人最高5位入賞! 男子個人金・橋本大輝との共通点

公開日: 更新日:

 最後の着地を終え、涙を浮かべた。5位に入賞した村上茉愛(24)は、予選23位から大きく順位を上げ、同種目では日本人選手過去最高の順位となった。

 27日の団体総合決勝の段違い平行棒で右肘を負傷したが、テーピングを何重にも巻いて強行出場を決意。4種目通してミスはなく、個人総合予選、団体総合決勝で乱れた段違い平行棒での離れ技も成功した。

 リオ五輪4冠の米国代表シモーン・バイルス(24)が「メンタルヘルスの問題」を理由に途中棄権。個人総合決勝の出場も断念する波乱もあったが、それでも世界の壁は厚く、メダルには届かなかった。五輪2大会連続メダリストで、4歳から18歳まで村上を指導した池谷幸雄氏はこう言う。

「上位陣とは段違い平行棒と平均台でのDスコア(技の難度)の差です。特に米国の選手はパワーがあるので、難しい技も力で強引に成功へ持っていっていた」

■「三度目の正直」という思考

 バイルスがメンタルに問題を抱える一方、村上の精神力の強さは体操界随一。ミスが許されない体操で、村上の生まれ持ったプラス思考は大きな武器になっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ