【テニス】錦織圭は王者ジョコビッチに完敗…戦う前からヘロヘロで勝負にならず

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 勝てそうで勝てないけれども、負けそうで負けない。粘り強いはずの錦織圭(31=世界ランク69位)が、負けそうなままズルズルと負けたのももっともだろう。

 29日のテニス男子シングルス準々決勝。前回リオで銅メダルの錦織はジョコビッチ(34・同1位=セルビア)にストレート負け。2―6、0―6と手も足も出ず、2大会連続のメダル獲得はならなかった。

 対ジョコビッチはこれで16連敗(2勝)。ただでさえ実力差があるうえに、錦織は試合前から疲労困憊だった。前日までの5日間で、ダブルスも含めて6試合。前日はシングルス3回戦とマクラクランとのダブルス準々決勝、1日に2試合のハードなスケジュールをこなしていた。同じく5日間で、混合ダブルスも含めて4試合しかしていなかったジョコとは、コンディションからして雲泥の差だったのだ。テニスはこれで男女ともメダルなしが確定した。

「(疲れは)多少はもちろんありました。きょうの負けはちょっとこたえましたけど、いい1週間だったと思います。ここまで感覚が戻ってきたのも、すごく久しぶりだったので。いくつか、いい試合ができたし、収穫は大きい」とは試合後の本人。「収穫」があったのは、せめてもの救いか。

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