五輪・パラ用のユニフォーム1万人分が宙ぶらりん…配布されず保管

公開日: 更新日:

 東京五輪・パラリンピックのボランティアのために、全国の自治体が購入した約1万人分のユニホームが、配布されないまま保管されていることが分かった。11日、NHKが報じた。

 中ぶらりん状態になっているのは、大会期間中、街中で案内を行う都市ボランティアのユニホーム。全国11の自治体は、2019年に、ポロシャツや帽子などがセットになったユニホームを、大会組織委員会を通じてスポーツ用品メーカーから購入していた。ところが、大会の延期や新型コロナの感染拡大が原因で辞退者が続出。少なくとも1万300人分が配布されないままだという。

【写真】この記事の関連写真を見る(18枚)

 全体の購入数は4万8000人分で、1セット当たりの価格は、2万~4万円。予算総額は約17億円に上る。

 また、ユニホームは五輪エンブレムがついているため権利関係が複雑で、取り扱いについてはIOC(国際オリンピック委員会)などとの協議が必要だという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 3

    大阪万博は開幕1カ月を待たずトラブル続出…場当たり説明でGW後半の盛り上げムードに水を差す協会の大罪

  4. 4

    巨人阿部監督はなぜ田中将大にだけ甘いのか…2試合連続炎上でさすがに二軍調整も

  5. 5

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  3. 8

    斎藤元彦・兵庫県知事が頑迷に貫く「治外法権」…公益通報を巡る国の勧告もガン無視

  4. 9

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  5. 10

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???