T・ウッズが出場すればマスターズもウハウハ! 視聴率が跳ね上がり海外放映権料もガッポリ

公開日: 更新日:

 しかし、「マスターズは自分にとって特別な試合」と言い、来年以降も出場し続ける可能性が高い。マスターズ委員会が喜ぶ理由がここにある。マスターズ委員会にとって、もっとも重要なのは、スポンサーとの契約金よりもマスターズそのものの注目度だ。

 全米オープン主催のUSGAや全英オープン主催のR&Aといったバックがないマスターズは、その権威を視聴率やオンラインの再生数などに頼っている部分がある。

 USGAやR&A、あるいは全米プロ主催のPGA・オブ・アメリカと対等以上の立場で、ゴルフ界をリードしているのは、他のメジャーよりマスターズのほうが注目度が高いからだ。

 ここ数年は視聴率低迷が続いており、昨年はウッズも欠場した。マスターズ委員会のゴルフ界での地位を低くしかねない一大事であり、それを救ってくれたのが今年のウッズだったと言える。

 すでに46歳と、シニア入り間近の年齢だが、まだまだ人気は高く、メジャーにはなくてはならない存在と言える。

(ゴルフライター・吉川英三郎)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇