ソフトB東浜が打者27人97球でノーノー達成!「本物のピッチャー」が成し遂げた大記録

公開日: 更新日:

 2014年にソフトバンク二軍投手コーチを務めたホークスOBの山内孝徳氏は「いつかはやると思っていましたよ」と、こう話す。

「東浜はもともとコントロールが良い投手。昔に比べてインコースの使い方も上手くなり、投球術にも磨きをかけた。私はよく解説で言っていますが、東浜は12球団で一番、綺麗で正しい投球フォーム。落ちるボールを投げる投手は球界に山ほどいますが、東浜のシンカーのように『狙ったコースに落とせる』投手は何人いるか。千賀のような派手さはなく、地味かもしれない。でも、本当の意味でのピッチングで勝負している投手です」

 山内氏は東浜の二軍時代に思いを馳せ、こう続ける。

「二軍コーチだった私は何度か一軍に推薦しましたが、一軍からは『三振が取れないから厳しい』と。東浜が覚えているかわかりませんが、私は彼に『一軍に昇格したら、一軍がお前を手放さないような投球術を身に付けろ』と言い続けた。こういう投手だと、捕手の甲斐も配球を組み立てやすい。ノーコン投手に配球は無意味ですから」

 試合後の会見では「(甲斐)拓也のリードが良かった。拓也と取ったノーノーでもある」と話した東浜。投高打低の昨今、再びの記録達成も夢じゃない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  2. 2

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  3. 3

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…

  3. 8

    日本にむしろ逆風…卓球王国中国で相次ぐトップ選手の世界ランキング離脱と進む世代交代

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    迷走するワークマン…プロ向けに回帰も業界では地位低下、業績回復には厳しい道のり