著者のコラム一覧
菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

河本力は一刻も早く国外脱出すべき 松山英樹をも超えるパワーは米ツアーでこそ磨かれる

公開日: 更新日:

 松山英樹と同じ愛媛県生まれで、身長183センチ、体重86キロ。平均ドライバー飛距離323.75ヤードは国内ツアーではトップ。米ツアーの飛距離を見るとトップはC・チャンプの321.4ヤードであり、松山は304.7ヤード(62位)。米ツアー平均の299.8ヤードよりも河本ははるかに飛ばしている。

 国内男子ツアーはこの後、9月第1週のフジサンケイクラシックから12月第1週の日本シリーズまで13試合が開催される。

 ファンの目を男子ツアーに引きつけるには何人かの強い選手が激しく優勝争いをすることが求められる。女子ツアーは名前もよく知られている選手がずっと優勝争いをしているから人気が続いているのである。

 今回優勝した河本が期待されている怪物ルーキーだといっても、一般のゴルフファンにはあまりなじみがない。今シーズンはこれまで優勝争いに絡まず、上位にも顔を出していたわけでもない。名前と顔が一致しないというファンのほうが多いはずだ。

 河本はプレーヤーとしての可能性は計り知れないものを持っている。パワーは松山よりも上である。その持ち味をさらに磨いて世界的なプレーヤーになるには、松山の後を追って早く米ツアーに行ったほうがよい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」