日本OPで東北福祉大・岡田晃平が首位T発進!昨年95年ぶりアマVの先輩・蝉川泰果との“違い”
昨年の今大会は、東北福祉大4年の蝉川泰果(22)が並み居るプロを蹴散らし、アマチュアで95年ぶりとなる優勝を成し遂げた。しかも、初日から首位を譲らない完全優勝だった。初日首位タイ発進の岡田も「優勝が目標」というが、男子の日本一を決める国内最高峰の大会で、アマの2連覇なんて実現するのか。
「今の大学生は飛距離は出るし、レベルも上がっていますが……」と、前置きして大学ゴルフ関係者がこう言う。
「岡田も蝉川同様、JGA(日本ゴルフ協会)のナショナルチームで揉まれているし、プロツアーも経験している。日本オープンも過去2回は予選を通過。持ち前の攻撃的なゴルフがハマれば、上位争いは十分に可能でしょう。ただし、メンタルの強さは蝉川にはかないませんよ。蝉川は昨年、『自分はアマができないようなプレーを見たくてプロの試合を見ていた。(会場に)見に来ている人を沸かせたい。アグレッシブなプレーを見せれば(ギャラリーに)楽しんでもらえるんじゃないか』とプロみないなことを言っていた。その1カ月前にアマでプロツアー(パナソニックOP)に勝ったとはいえ、『生意気なこといいやがって』と苦々しく思ったプロもいたはずです。でも、蝉川はそんなことは気にしない。優勝だけでなく、魅せるゴルフも意識してプレーし、プロでも欲しい日本オープンのタイトルをもぎとった。岡田も物怖じするタイプではありませんが、蝉川ほどの強心臓ではないですから。プロと競ったときにどうなるか。まあ、蝉川の心臓が異常なんですがね(笑)」
アマの岡田が好スタートを切ったことで、ゴルフファンにとってはおもしろい大会になるかもしれない。