元横綱・白鵬の「師匠代行」玉垣親方の素性と評判…異色の経歴、27歳で角界入りの元教師
部屋内暴力で荒れた宮城野部屋を立て直すにはうってつけだが、他になり手がいなかったのも事実だ。今回の一件で、師匠代行を派遣するのは伊勢ケ浜一門。この一門は親方が少なく、手すきの部屋付きは5人。玉垣親方を除く4人は30代の若手で、選択肢がなかったとも言える。
一時は宮城野部屋唯一の部屋付きである間垣親方(元幕内石浦)の名前も囁かれたものの、連帯責任を問われる立場の上、現役時代の4年前、稽古中に兄弟子と殴り合いのケンカをし、協会から処分を食らったこともある乱暴者とあれば、なおさら論外だ。
とはいえ、玉垣親方が師匠代行を務めるのは、あくまで3月場所のみ。4月以降は伊勢ケ浜一門で宮城野部屋を預かるように理事会から指示が出ている。一門預かりがどのような形になるかは現時点では未定で、それこそ理事会で噴出した「宮城野部屋の解散」も現実味を帯びてくるがーー。(【続きを読む】につづく)
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そうは言っても、「解散」は容易でないのもまた事実。2010年に木瀬部屋が暴力団絡みの不祥事を起こして解散しているが、宮城野部屋が同様の道を辿るとしても、それはそれで問題が山積みだ。
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