オリ中嶋監督 “断固辞任”の決定打は《選手が動かなくなったこと》…後任候補は内部から3人
今季5位に沈んだオリックスの中嶋聡監督(55)が最終戦となった6日の試合後、こう言って辞任した。
「僕は責任という言葉をよく使っていた。こっちに責任があるから思い切ってやってくれと。それを考えたら、優勝していたチームがここまで落ちるということの責任を取りたいと思います」
フロントは再三、慰留したが、中嶋監督の意思は固かったという。オリックスOBの話。
「中嶋監督は選手からひたむきさが消えたことにショックを受けたといいます。全力疾走を含め最低限のことすら、やらない選手も出てきた。口に出して言えばやったことが、言ってもやらなくなった。選手が動かなくなったことが決定打になったと聞きました。福良GMを筆頭にフロントは昨年までのリーグ3連覇と日本一を高く評価していたが、これ以上、指揮を執っても選手のモチベーションを上げる自信がないという本人を翻意させることはできなかったようです」
昨7日は田口壮外野守備走塁コーチ、梵英心内野守備走塁コーチ、辻竜太郎打撃コーチの退団が発表されたが、次はだれが指揮を執ることになるのか。