健康長寿を実現!デジタルヘルスを知る
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長寿研究のいまを知る(9)長寿におけるmTOR阻害薬とカロリー制限の関係
短期間「ラパマイシン」と呼ばれるmTOR阻害薬を使うと寿命が延長することは、酵母、線虫、ショウジョウバエ、マウスなどでの複数の実験で証明されている。では、ヒトではどうか? そのものズバリの研究ではないが、興味深い研究結果が2...
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長生きしたけりゃ最後は噛む力(2)咀嚼力アップで認知症状が改善
高齢化とともに増加する認知症。2025年には、その数が約700万人(65歳以上の約5人に1人)になると予測されています(厚労省推計)。 認知症予防に関する意識調査(2021年太陽生命保険)では、もっともなりたくない病気のトッ...
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10月から先行運用される「電子処方箋」は患者にどんなメリットがあるのか
8月19日、厚労省が来年1月の運用開始を目指している「電子処方箋」のモデル事業を実施する地域が発表された。山形県酒田、福島県須賀川、千葉県旭、広島県安佐の4地域で10月末から電子処方箋を先行して運用し、システムや運用面の検証を行うと...
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コロナに感染した外国人観光客からオンライン診療の依頼が
先日のことです。コロナを発症した外国人観光客のオンライン診療を行いました。 その方は、15歳の女性。夜、突然発熱し、咽頭痛もあったため、PCR検査を受けたところ、陽性と判明。保健所から医療機関の診断が必要との指示をされ、旅行...
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70社8000人が使用中「肩凝り・腰痛対策アプリ」の仕組みと効果
従業員の「肩凝り・腰痛」などの不調が、企業に大きな損失を与えている──。そんな視点から企業の生産性向上を目的とした肩凝り・腰痛対策アプリ「ポケットセラピスト」を提供するのは、ヘルステック企業のバックテック(本社・京都府)。上場企業を...
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薬の飲み忘れ防止システム「お薬飲んだ?」 1000億円超の残薬解消へ
医師から処方された薬を患者が飲み残したり、飲み忘れたりして余った薬のことを「残薬」という。薬の飲み忘れは、患者の健康管理に大きな問題を生じ得る。また、厚労省の資料によると、残薬の金額は高齢者だけでも年間約500億円になるとされ、専門...
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「リカバリーウエア」はなぜ疲れが取れるのか 7割が効果実感
新型コロナウイルスの感染拡大による在宅ワークや巣ごもり消費が追い風となり、「リカバリーウエア」の売れ行きが好調だ。 「着るだけ」で疲労回復や安眠を促すことから、10年ほど前から疲労度の高いアスリートの間で広まり、いまでは一般層...
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世界が認めるロボット・セラピー「パロ」は30カ国で7000体以上を販売
欧米では日本で開発されたアザラシの赤ちゃんをモデルにしたロボット「パロ」が、医療現場や高齢者施設で大活躍している。 患者がパロと触れ合うことで、「抑うつ」「不安」「痛み」「認知症の暴言・暴力、徘徊(はいかい)などの周辺症状」...
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心身の状態を知らせてくれる「スマートグラス」第2世代が登場
メガネの販売専門店チェーン「JINS」を運営するジンズ(東京都千代田区)は今年10月、内蔵センサーで心身の状態を可視化できるスマートグラス「JINS MEME(ジンズ ミーム)」の新モデルを発売した。 2015年に発売した初...
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排泄予測デバイス「DFree」 頻尿や尿漏れ不安のシニアに最適
介護や障害などの理由で尿意を感じにくい人や、頻尿や尿漏れなどで外出時にトイレの不安を感じるシニア向けに、排尿のタイミングを知らせてくれる「DFree(ディー・フリー)」という排泄(はいせつ)予測デバイスがある。 介護ロボット...
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スマートウエアを用いた「hamon」でストレスや疲労度を計測
体に身に着けて使用できるタイプの端末のことを「ウエアラブル端末(デバイス)」という。そして、シャツのような「着るウエアラブル端末」を「スマートウエア」と呼ぶ。 そのスマートウエアを用いて生体情報を取得し、企業の従業員らの体調...
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歯周病発見アプリの精度と課題 東北大とドコモが共同開発
歯周病は、20代で約6割、40代で約7割、60代で約7.5割の人に見られ、高齢社会に伴い、今後ますます増加すると考えられている。一方、40歳から70歳までを対象とした歯周病検診の受診率は全国で約5%と推定されており、重症化してから歯...
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深い睡眠の質を高める「ディープスリープヘッドバンド」
OECD(経済協力開発機構)の2018年の調査で、先進7カ国で睡眠時間が最も短い国が「日本」(7時間22分)だったと報告された。そこで、大手ヘルステック企業「フィリップス・ジャパン」(東京都港区)は、19年11月から睡眠をサポートす...
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眠りを感知して自動で背を上下する「アクティブスリープ」
健康を保つには、毎日の「質の高い睡眠」が不可欠。医療・介護用ベッド国内シェア1位のパラマウントベッド(東京都江東区)が、睡眠と健康領域の新ブランド「Active Sleep(アクティブスリープ)」を2019年に設立した。 第...
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データを自動計測 病床のIoT化「スマートベッドシステム」
病院のベッドにもIoT(モノのインターネット)が導入されている。最も進んでいるのは、医療・介護用ベッド国内シェア1位のパラマウントベッド(東京都江東区)が開発したベッドサイドケア情報統合システム「スマートベッドシステム」。2017年...
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線虫がん検査<下>見分けられる感度は85%以上 自宅で完結
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、昨年がん検診を受けた人が前年に比べて約3割減少したことが「日本対がん協会」の調査で分かっている。感染を心配した「受診控え」が減少の要因で、本来であれば発見されるべきがんが見過ごされ、今後進行がん...
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線虫がん検査<上>検体解析装置の完全自動化で実用化が可能に
病気を見つける検査にはさまざまな人工機器が用いられているが、一方で、生物の持つ驚異的な能力を生かして病気を見つける「生物診断」という検査法の実用化が始まっている。 生物診断の研究開発、製造販売を行うバイオベンチャー「HIRO...
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スマホアプリによる「デジタル高血圧治療」臨床結果は上々
スマホのアプリを使って高血圧症の治療を行う「デジタル高血圧治療」の開発が進められている。 2019年12月から2020年12月にかけて国内12施設で行われた第Ⅲ相臨床試験では、主要評価項目である24時間の平均収縮期血圧で降圧...
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デジタル療法「ニコチン依存症治療アプリ」はここがすごい
医薬品(薬)、医療機器(手術)に次ぐ、新たな治療法として注目されている「デジタル療法」。2014年の改正薬事法によって、ソフトウエア単体でも「医療機器プログラム」として保険の適用が可能になっている。その国内第1号が昨年11月に保険適...
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本気の食事制限なら デジタルしゃもじスケールで徹底管理
3大栄養素でありながら、ダイエットや糖尿病予防では制限が必要な糖質。その糖質が多く含まれているのが白飯だ。 毎食どれだけ白飯を食べているのか。そのグラムとカロリーが「しゃもじ」で測れるというグッズを試してみた。 感想...