オレしか言えないこんなこと
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「帰化?全然悩まなかった。ハワイのお父さんとの電話は1,2分で終わっちゃったよ」
「25歳になる前、大関になったちょっと後に帰化した」と言う武蔵川親方。国籍のことは微妙な問題ですよね?と聞くとあっさり「そんなことないよ。全然悩まなかった」と言う。異国で働いて生きていくのは大変なこと…
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「いつもアウェー。ひとりでも応援してくれる人がいればそれでよかった」
ハワイの高校時代はアメリカンフットボールとレスリングをやっていた武蔵川親方。アメフトでは大学から勧誘されるくらい活躍したというが、彼が選んだのは大相撲の世界だった。 「もうフットボールはしない…
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返事だけ「ハイ!」ってのが多い。来日して二十何年、日本人も変わってきてるのが分かるよ
昔と今の弟子の違いを語っても、決して悲観的ではない武蔵川親方。弟子との接し方は、いるだけで雰囲気をつくったという先代とはかなり違う。 「時代だよ、これは。昔は一言、二言聞けばできる人が多かった…
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「今の子どもはわがままだね。人間性、それが一番大事なんだけど」
武蔵川親方は先代(元横綱三重ノ海)の定年に伴って名跡を継承して独立。外国出身力士としては元高見山の東関親方以来2人目という部屋持ち親方として弟子を育てている。 「関取とか親方衆になるのは全体か…
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「白鵬に『日本の父は大鵬さん』と言われちゃったら師匠は寂しいよ
相撲の世界での師弟関係は、親子同然。だから白鵬が亡くなった大鵬のことを「日本の父」と呼ぶのを耳にすると、何とも言えない違和感があった。白鵬が日本の父と呼ぶべきは宮城野親方のはずだからだ。先代のことを…
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師匠は師匠。師匠の言うことを聞けなければ辞めればいい
初場所で、亡くなった大鵬の最多優勝記録を更新する33回目の優勝を全勝で飾った白鵬は、千秋楽の翌朝恒例の一夜明け会見で「疑惑の相撲がひとつあるんですよ」と切り出すと、取り直しになった13日目の稀勢の里…
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あれは白鵬の負け 子供でも分かるとオレも言いたい(笑い)
監察委員として取組を見ている武蔵川親方。白鵬が引く相撲を取ると、「はぁ~」という観客のため息ばかりが聞こえてくるという。それは、またやったか、という諦めに似たニュアンスらしい。率直に「ガッカリだよ」…
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横綱白鵬に苦言「エルボーなんてフェアじゃないよ」
35度目の優勝と史上初の2度目の7連覇を狙った夏場所で、若手注目株の逸ノ城相手に自身3年ぶりという初日黒星を喫した横綱白鵬。その後、単独トップに立ったものの、終盤戦で豪栄道、稀勢の里の両大関に土をつ…
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ライバルが一番大事 遠藤は出稽古に行かなきゃ
「先代の武蔵川部屋の稽古場では歯を見せられなかった。誰かが笑ってるところ、見たことがないよ。よその部屋では稽古中にしゃべったり、笑顔もあったみたいだけど、ウチの稽古場は稽古する音が聞こえてただけ……毎…
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もともと力を持ってた照ノ富士だから抜け出た
新大関・照ノ富士を生んだ伊勢ケ浜部屋は今、勢いがある、といわれている。横綱・日馬富士を筆頭に安美錦、宝富士、誉富士とタイプの違う幕内上位陣が顔を揃えていて、そこに新大関・照ノ富士ときたから“黄金時代…
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もう1場所待って欲しかった新大関誕生
いまや幕内に7カ国16人の外国人力士が名を連ね、角界の頂点に君臨する横綱は3人ともモンゴル出身、という大相撲。日本の国技ではあるが、もはや外国出身者なしでは成り立たなくなっているといえるだろう。そん…