横綱白鵬に苦言「エルボーなんてフェアじゃないよ」
35度目の優勝と史上初の2度目の7連覇を狙った夏場所で、若手注目株の逸ノ城相手に自身3年ぶりという初日黒星を喫した横綱白鵬。その後、単独トップに立ったものの、終盤戦で豪栄道、稀勢の里の両大関に土をつけられて優勝ラインを下げ、千秋楽では横綱日馬富士に負けて決定戦に持ち込むことなく照ノ富士に優勝を譲った。白鵬が11勝以下の成績だったのは3年ぶり。照ノ富士の台頭と相まって、力が落ちた? 終わりの始まり? と見る向きもあるが武蔵川親方はどう見たか?
「そんなこと、1場所だけじゃ分からないよ。ただ、4敗はねぇ……調子、悪いのかな? とは思ってた。まず、肩から落ちてたよね。それと、連敗した。白鵬は続けて負けることがないのに、続けて、それも、似たような負け方したのを見て、調子、だいぶ悪いな、とは思ってた。この人が負けるときは大体、足が揃ってしまって、顔から落ちるんだよ」
3月場所でもあった、エルボーのような“かちあげ”が、また出ていた。
「あれはダメ。かちあげは前からで、あれは思い切り横からいってたから、かちあげじゃない。プロレスのエルボーだよ。あれで相手が大けがしたら責任取れるか? 相手も人生懸かってるんだよ。そういうこと、分かってるか? って白鵬に言いたいよ。たぶん分かってないだろうな」