経済ニュースの核心
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“大谷選手”や任天堂の自社IP 国策「コンテンツビジネス」に注目
ドジャースに移籍した大谷翔平選手は10年総額7億ドル(約1015億円)の契約で、プロスポーツ史上最高額となった。くじ売り場に行列ができる年末ジャンボ宝くじの1等・前後賞賞金10億円さえ少額に見える年…
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アルツハイマー新薬レカネマブが販売開始 高価格だけどエーザイが「それでも不満」の背景
アルツハイマー病新薬の国内販売が20日から始まった。「レカネマブ」(製品名レケンビ)だ。エーザイと米バイオジェンが共同開発したもので、脳内に蓄積されたアルツハイマー病の原因物質とされる「アミロイドβ…
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第一生命HDのベネフィット・ワンTOB カギを握る「医療界のGAFA」エムスリー社長の存在感
第一生命ホールディングス(HD)は12月7日、企業向けの福利厚生サービスを手掛けるベネフィット・ワンに対して、賛同を得られることなどを条件に来年1月中旬をめどに株式公開買い付け(TOB)を実施すると…
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実質GDP日本は下方修正、米国では大統領選…2024年は円安と円高のせめぎ合い
内閣府が12月8日に発表した2023年7~9月期の実質GDP(季節調整済み)改定値は、速報値の前期比年率2.1%減から2.9%減へ下げ幅を広げ、過去の数値も改定されたことで4四半期ぶりのマイナス成長…
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「ベネフィット・ワン」めぐる熾烈TOB合戦の行方…「第一生命」「エムスリー」両社の狙いは
1800円以上──パソナグループ傘下の福利厚生代行サービス最大手、ベネフィット・ワンにTOB(株式公開買い付け)を実施中の医療情報サイト運営のエムスリー。これに対し先週、対抗TOBを突き付けた第一生…
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「日本生命」が介護最大手「ニチイ学館」を買収…米投資ファンドは1000億円の大儲け
日本生命保険は11月29日、介護最大手のニチイ学館を傘下に持つニチイホールディングス(HD)を約2100億円で買収すると発表した。日生とニチイは1999年から子育て・介護を軸とするライフケア領域で業…
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「2024年経済予測」一度値上げされた商品は元には戻らない…デフレとインフレが共存する
内閣府は12月1日、日本経済の需要と潜在的な供給力の差を示す「需給ギャップ」が、23年7~9月期はマイナス0.5%と需要不足になったとの推計を発表した。 金額に換算すると年3兆円程度の需要不…
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「イトーヨーカ堂」が都内屈指の好立地店から立ち退きのナゼ…ライバル「イオン」が後継テナントに
50年以上も連れ添った古女房を叩き出し、新しいカミさんを迎え入れる。しかも新旧両妻は、かねて因縁の間柄──とあっては格好の世間話ネタと言えなくもない。 流通大手、イトーヨーカ堂が「都内屈指」…
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麻布台ヒルズが華々しくオープンしたのに…森ビルの財務は窮地の謎解き
森ビルの新たな複合施設「麻布台ヒルズ」が11月24日に開業した。大阪の「あべのハルカス」を超え、日本一の高さを誇る「森JPタワー(約330メートル)」や「六本木ヒルズ」以上の広大な緑化空間を擁する「…
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中国経済の不透明感、日本株の投資妙味…景気循環から見る景気の先行き
ハロウィーンが終わったと思ったら、小売店は一斉にブラックフライデーのセール入り。ボージョレ・ヌーボー、クリスマスケーキ、お歳暮、さらには正月の松飾り……。イスラム教やキリスト教圏では日本らしい消費の…
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ダイワボウHDの繊維事業売却は「英断か」…企業にとって祖業はお荷物なのか?
企業にとって「祖業」とは厄介な存在に違いない。業績不振に陥っても取引先や従業員などステークホルダーを巡るしがらみや因習などが複雑に絡み合い、なかなか抜本的な打開策を講じづらい。歴史を積み重ねていれば…
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ガスト“逆張り”値下げは吉と出るか…競争優位性の確保狙い中島尚志社長が決断
食材の高騰による値上げが続いている外食業界で、値下げによって客足を取り戻そうとする逆張りの動きが出始めた。ファミリーレストランのガストは、16日から人気メニューの「チーズINハンバーグ」を800円か…
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ライザップの業績が再び急降下「異常なペース」で出店、チョコザップの先行投資も重くのしかかる
大量出店・大量閉鎖は実店舗ビジネスのいわば“宿命”といったところか。RIZAP(ライザップ)グループの業績が再び急降下している。先週発表した2023年度上期(4~9月)決算は営業損益が57億円の赤字…
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定期預金金利100倍に引き上げの狙いは? メガバンクが恐れる「サイレントバンク・ラン」
日銀による金融政策修正に伴い長期金利が上昇している。これを受け、三菱UFJ銀行などメガバンクは10年物定期預金金利をこれまでの0.002%から0.2%へと引き上げた。引き上げ率は実に100倍に及ぶ。…
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「象と蟻の戦争」敗北から半世紀 米国がベトナムに急接近する理由
先週、平日の午後4時ごろだった。郊外のコンビニ駐車場の片隅にトラックを止め、地面に布を敷いて座り、多分、メッカの方向に向いて祈るイスラム教徒の若い外国人男性ドライバーを見た。 パレスチナ情勢…
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IHIや中部電力などが出資 エネルギー政策の切り札だった米国「小型原発」が計画中止
日本のエネルギー戦略の行く手に暗雲が漂いはじめたと言ったら大袈裟か。IHIや中部電力といった日本企業も参画する米国での小型原子力発電設備開発プロジェクトの打ち切りが先週、決まった。インフレや金利高で…
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そごう・西武の新副社長ダヴィデ・セシア氏はプラダ日本法人元社長で日本通のイタリア人
そごう・西武は、2022年までプラダジャパン社長を務めたダヴィデ・セシア氏(56)が11月1日付で取締役執行役員副社長に就任した。西武池袋本店には、24年にもヨドバシホールディングスが家電量販店を開…
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暖冬が人々の消費をうながす? 天候と経済指標から探る「年末景気」の行方
先週、各地で夏日が再来。庭の手入れをしていると2カ所も蚊に刺されてしまった。11月でも蚊は元気なようだ。 東京・人形町の人形市に行くと好天に恵まれたせいか人出が多く、人形町商店街の大通りのテ…
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パチンコホール運営大手「ガイア」が過去最大級の倒産…再建支援に“策士”が名乗り
取引金融機関や納入元の遊技台メーカーなどの間では「10月中の倒産」はある程度織り込み済みだったようだ。同月初旬の手形決済が不調に終わっていたうえ、16、19、25、31日と月内に新たな手形決済日が立…
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コロナ前上回る1兆3904億円! 7~9月の「訪日外国人の消費額」が過去最高
ドル円レートの年間高安をみると、コロナ前の2019年は1ドル=107円から112円台で推移していたが、23年は127円から足元150円前後で推移。9月は141円台から147円台だった。 円安…