テレビ 見るべきものは!!
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「ルパンの娘」の?な設定も深田恭子ならアリの不思議さ
それにしても不思議な女優さんだ。「ルパンの娘」の深田恭子である。 普通のOL役や、人気俳優用の恋愛ドラマの相手役だと、どこか浮いてしまう。逆に普通の女優が演じたら浮いてしまいそうな役柄ほどド…
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テレ朝「24 JAPAN」57歳の唐沢寿明の熱演には拍手だが…
なんとびっくりの「24 -TWENTY FOUR-」リメークだ。その名も「24 JAPAN」ときた。 アメリカでシーズン1が放送されたのは19年前。日本でも16年前のことだ。テレ朝のプロデュ…
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「カネ恋」亡き三浦春馬さんの笑顔と好演も記憶の中に
松岡茉優主演「おカネの切れ目が恋のはじまり」の舞台は、おもちゃ会社だ。お荷物社員の猿渡慶太(三浦春馬)は社長の息子。高級マンションに住み、買い物し放題の「浪費男子」だった。 そんな慶太が経理…
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江口洋介が探偵役 脚本が冴える「天使にリクエストを」
自分の死期が迫った時、人は何を望むのか。切実な人生最後の願い。それをかなえるために奔走するのが元刑事の私立探偵という設定が面白い。NHK土曜ドラマ「天使にリクエストを」である。 小さな探偵事…
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眞島秀和「おじカワ」で発見 何歳になっても世界は広がる
誰にだって「好きなもの」はある。「おじさんはカワイイものがお好き。」の主人公、小路三貴(眞島秀和)はカワイイものに目がない。 特に好きなのは犬のキャラクター「パグ太郎」だ。しかしバツイチで独…
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「竜の道」穴場的クライムドラマに玉木宏と高橋一生が挑む
親に捨てられた双子の兄弟が小さな運送会社を営む夫婦に育てられる。その養父母は大手のキリシマ急便に会社を乗っ取られて自殺。兄弟は社長の霧島源平(遠藤憲一)への復讐を誓う。これが「竜の道~二つの顔の復讐…
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山田孝之が解説「植物に学ぶ生存戦略」は痛快な社会批評
植物の生態には人間が生き延びるためのヒントがある。俳優の山田孝之が解説する「植物に学ぶ生存戦略」。その第4弾が先月26日に放送された。 今回はシロツメクサの話が秀逸だ。山田は「ジャンベさん」…
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日テレ「親バカ青春白書」トンデモおやじから元気をもらう
新型コロナウイルスに加えて猛暑続きの熱中症。そんな未曽有の夏に熱波を笑いで吹き飛ばすドラマがあってもいい。「親バカ青春白書」はそんな一本だ。 主人公は、妻(新垣結衣)を早く亡くした小説家・小…
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テレ朝「未解決の女」バランスの妙はまるで女性版「相棒」
今期ドラマでは、「半沢直樹」をはじめとする続編が目立つ。「未解決の女 警視庁文書捜査官」もそのひとつだ。 ヒロインの矢代朋(波瑠)が所属するのは、文書捜査が任務の「特命捜査対策室」第6係。2…
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日テレ「未満警察」不自由と自由の組み合わせで光る独自性
警察学校を舞台にしたドラマ「未満警察 ミッドナイトランナー」が、後半に入って面白くなってきた。2週連続で描かれた、「スコップ男」事件で勢いがついたのだ。 9年前、撲殺した被害者を地中に埋め、…
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テレ東「女子グルメバーガー部」神々しくて既成概念が崩壊
深夜ドラマに「万人向け」は似合わない。その点、ドラマ25は「面白いと思える人が見ておくれ」の潔さが気持ちいい。 これまで、古くて汚い宿だけの「日本ボロ宿紀行」、サウナだけの「サ道」、地方食堂…
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「MIU404」アンナチュラルの“最強トリオ”が放つ剛速変化球
タイトルの「ミュウ・ヨンマルヨン」は、第4機動捜査隊に所属する伊吹藍(綾野剛)と志摩一未(星野源)のチームを指すコールサイン。事件発覚後、すぐに展開される「初動捜査」という短期決戦が彼らの任務だ。野…
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「ディア・ペイシェント」はハートフルな医療サスペンス
ペイシェントとは患者や病人のこと。「ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」の主人公・真野千晶(貫地谷しほり)は、半年前に大学病院から民間の佐々井記念病院に移ってきた内科医だ。「患者に向き合う医療」を目…
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「私の家政夫ナギサさん」プロフェッショナルとは何か?
先週、多部未華子主演「私の家政夫ナギサさん」が始まった。 製薬会社のMR(営業担当)である相原メイ(多部)は、専業主婦に不満を持つ母親(草刈民代)の影響で「仕事がデキる女性」を目指して頑張っ…
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吉川晃司がハマり役「由利麟太郎」に足りないエロスと猟奇
よくぞ原作として思いついたものだ。由利麟太郎は横溝正史が生み出した探偵だが、登場したのは金田一耕助より早く、戦前のことだ。今回の「探偵・由利麟太郎」では時代を昭和初期から現代に、舞台も東京から京都へ…
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「ハケンの品格」篠原“大魔神”の復活は不安の時代を象徴か
篠原涼子主演「ハケンの品格」がスタートした。13年ぶりの続編だが、スーパーハケンの大前春子(篠原)は何も変わっていない。仕事は速くて確実。求められた以上の成果で応えてくれる。ただし残業はしないし、プ…
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「BG」主人公・島崎の緊張感を木村拓哉が抑えた演技で体現
ようやく始まった、木村拓哉主演「BG~身辺警護人~」。 2年前の第1シーズンとの最大の違いは、主人公の島崎章(木村)が警備会社という組織を離れたことだ。いわばフリーランスのBG(ボディーガー…
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ドラマ「M」盛り上げる 田中みな実の確信犯的キワモノぶり
第3話で止まっていた「M 愛すべき人がいて」が先週、ようやく再開された。原作は浜崎あゆみのデビューから成功までの軌跡と、プロデューサーだったエイベックスの松浦勝人との恋愛模様を描いた、小松成美の同名…
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「捨ててよ、安達さん。」で振り返る 自分は何に執着を?
リモート勤務で在宅時間が増えた。すると家の中が気になってくる。「モノが多いなあ」と思った人、このドラマは必見だ。安達祐実主演「捨ててよ、安達さん。」(テレビ東京系)である。 安達が演じるのは…
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松岡昌宏「家政夫のミタゾノ」は出色のリモートドラマだ
松岡昌宏主演「家政夫のミタゾノ」は今期が第4シリーズ。4月にスタートしたものの3話以降の放送は延期され、ずっと傑作選が続いている。しかし先週、「リモートドラマ」の形で“新作”が披露されたのだ。 …