テレビ 見るべきものは!!
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伊藤万理華がコメディエンヌ開眼!木ドラ「お耳に合いましたら。」(テレビ東京系)
木ドラ24「お耳に合いましたら。」(テレビ東京系)の主演は、元乃木坂46の伊藤万理華だ。乃木坂時代の伊藤はダンスで頑張っていたが、このドラマでコメディエンヌ開眼かもしれない。それくらいハマり役だ。 …
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終戦ドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」妻夫木聡の感情を抑えた演技が光った
13日の夜、終戦ドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」(NHK)が放送された。 戦争末期に九州帝国大学(現・九州大学)で行われた、米軍捕虜に対する「生体解剖」が題材となっている。遠藤…
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天海祐希「緊急取調室」“取り調べ不能な容疑者”こそもう一人の主役なのだが…
オリンピックが終わり、テレビに通常編成が戻ってきた。第3話までで止まっていた、天海祐希主演「緊急取調室」(テレビ朝日系)も、ようやく今週から再開となる。 思えば第4シーズンとなる今回、このド…
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波瑠主演の月9「ナイト・ドクター」は青春群像劇…医療問題とは社会問題である
前半戦が終了した、月9「ナイト・ドクター」(フジテレビ系)。救命医が主人公という意味では、日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(TBS系)と横並びだが、うまく差別化が図られている。 …
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関水渚「八月は夜のバッティングセンターで。」は、実にテレ東らしい試み
オリンピックの喧騒も静まる深夜。スポーツ、それも野球を取り込んだ異色のドラマが流されている。「八月は夜のバッティングセンターで。」(テレビ東京系)だ。 舞台は都内にある、ひなびたバッティング…
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テレ東ドラマ25「サ道2021」が提示した なぜサウナに入ると雑念が消えるのか
現在のサウナブームの火付け役となった、伝説の番組が帰ってきた。ドラマ25「サ道2021」(テレビ東京系)である。 主要人物も変わっていない。上野の「サウナ北欧」に集う、プロサウナーのナカタ(…
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「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」先輩・後輩という女性コンビ設定が秀逸
刑事ドラマならぬ“警官ドラマ”が登場した。「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系)だ。ドラマや映画で主役となるのは刑事ばかり。ハコヅメ(交番勤務)の女性警察官のバディーものは珍しい。 …
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飯豊まりえ「ひねくれ女のボッチ飯」持ち味であるフツーっぽさ、ヤボったさがぴったり
飯豊まりえ主演「ひねくれ女のボッチ飯」(テレビ東京系)は、いわば「孤独のグルメ」の20代女子版である。ただし、井之頭五郎(松重豊)は自分で見つけた店にふらりと入るが、こちらの主人公・川本つぐみ(飯豊…
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NHK「超速パラヒーロー ガンディーン」スタッフとキャストの特撮愛が集結
なんと! 突然「特撮ドラマ」が始まった。「超速パラヒーロー ガンディーン」(NHK)だ。しかも特撮とパラスポーツの合体である。まずは「車いすアクションで戦う変身ヒーロー」という斬新な設定に拍手だ。 …
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「シェフは名探偵」新鮮な“ヒューマン・グルメミステリー”
西島秀俊主演「シェフは名探偵」(テレビ東京系)が始まった。料理する西島といえば、「きのう何食べた?」(同、2019年春)のシロさんを思い出す。だが、今回はフレンチレストラン「ビストロ・パ・マル」を仕…
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NHK「ひきこもり先生」主人公は佐藤二朗にしかできない
メタボ気味の冴えない中年男、上嶋陽平。実は11年も「ひきこもり」を続け、現在は焼き鳥屋の店主だ。そんな主人公が、ふとしたきっかけで公立中学校の不登校クラス「STEPルーム」の非常勤講師となる。先週か…
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「リコカツ」終盤が見逃せない 永山瑛太が憎めない男好演
2013年に、当時の瑛太が主演したドラマが「最高の離婚」(フジテレビ系)だった。キャッチコピーは「なぜだろう。別れたら好きになる。」。 8年後の今期、永山瑛太として再び“離婚した男”を演じて…
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今期のドラマは「桜の塔」の“ひろし”も負けてはいない!
今期ドラマで「ひろし&桜」といえば、阿部寛主演「ドラゴン桜」(TBS系)を想起する人が多いだろう。しかし、こちらの「ひろし」も負けてはいない。玉木宏が主演する「桜の塔」(テレビ朝日系)だ。 …
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朝ドラ「おかえりモネ」爽やかさの源泉は清原果耶にあり!
新しい朝ドラ「おかえりモネ」が始まった。第1週を見て浮かんだ言葉は、「爽やか」である。 思えば直近の「おちょやん」を含め、最近は爽やかな気分で見られる朝ドラが少なかった。主人公が抱えた事情や…
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NHKドラマ10「半径5メートル」“影の主役”永作博美の存在感
ドラマ10「半径5メートル」(NHK)の主人公、前田風未香(芳根京子)は週刊誌「女性ライフ」の編集者だ。以前は芸能ゴシップを追う「1折班」にいたが、取材中の失敗を機に「2折班」に異動した。2折は生活…
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大豆田とわ子と三人の元夫 続きが見たくなる大人のドラマ
今期、最も“クセになる”ドラマである。「大豆田とわ子と三人の元夫」(関西テレビ制作、フジテレビ系)のことだ。 大きな物語が展開されるわけではない。大豆田という珍しい名字を持つ、とわ子(松たか…
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「イチケイのカラス」は黒木華の堅物エリート裁判官が光る
月9「イチケイのカラス」(フジテレビ系)は刑事裁判官を主人公とする、初の民放連ドラだ。 第1の魅力は型破りな裁判官、入間みちお(竹野内豊)にある。ヒゲを生やし、黒い法衣のままで外を歩き、法廷…
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ソロ活女子演じる江口のりこ セリフ「だろうね」に実力を見た
江口のりこの快進撃が止まらない。「半沢直樹」の国交相はもちろん、「その女、ジルバ」や「俺の家の話」などでも存在感を示してきた。「ソロ活女子のススメ」(テレビ東京系)で、ついに民放ドラマ初主演だ。 …
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本邦初の「超高齢妊娠出産ドラマ」の見どころと充実感
妻から「私、妊娠しました」と告げられた時、夫はどう答えるべきか。正解はもちろん、即座に「おめでとう!」だ。 しかし夫が65歳で妻が70歳だったら、どうだろう。「70才、初めて産みますセブンテ…
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テレ朝「殴り愛、炎」 脚本・鈴木おさむの3原則が炸裂!
2日に前編が放送された「殴り愛、炎」(テレビ朝日系)。結婚を控えた1組のカップルがいる。病院長の息子で、心臓外科医の明田光男(山崎育三郎)。肉体労働者を父に持つ、看護師の豊田秀実(瀧本美織)だ。 …