特別寄稿
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もはやG7だけでは、経済も政治も世界を動かせない
日本外交は19~21日に広島で行われる「G7広島サミット」に向け、全力で突き進んでいく。 日本国民の多くは、この会議で今後の世界情勢の方向性が決められると考えているのだろうが、実態は違う。 …
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大阪桐蔭はセンバツ連覇ならず…それでも今夏の本命は変わらない
やっぱりここまでか、というのが正直な感想だ。 昨秋の明治神宮大会を制し、今センバツも優勝候補筆頭だった大阪桐蔭が3月31日、準決勝の報徳学園(兵庫)との関西対決に破れ、センバツ連覇はならなか…
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ロシアとウクライナのはざまで揺れるIOCの苦悩 バッハ会長の手紙につづられていたジレンマ
国際オリンピック委員会(IOC)が1月25日に声明を出した。ウクライナとの連帯、オリンピック休戦を破ったロシアとベラルーシへの制裁、そして同国選手の立場について、IOC理事会がまとめた形だ。 …
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中森明夫「寺山修司を語るな! 寺山修司を生きろ!」
2023年は、寺山修司の没後40年だ。寺山は、昭和の鬼才である。短歌、詩、小説、評論、演劇、映画、競馬予想からボクシング観戦記まで、多彩に活躍した。 昭和10年青森県生まれ。「寺山すうじデシ…
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物価上昇、金利上昇、不景気到来…2023年には3つを覚悟し「備える」必要がある
2023年はどういった年になるのでしょうか。投資家的立場から、また不動産コンサルティングを行っている者から申しますと、今年は「経済的に要注意な年」になりそうです。 ご存じの通り現在、世界中で…
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きな臭さと狂気で澱んだ新年 感性なき政権による軍拡をスルーしてはいけない
2023年。新年になったというのに爽やかさはありません。ロシアのウクライナ侵攻、繰り返される北朝鮮のミサイル発射、そして中国と、いずれも昨年末に閣議決定された防衛3文書(国家安全保障戦略、国家防衛戦…
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ペレは戦争を2度止めた! 70年代“サッカーの王様”はコーラの次に有名な名前
昨年12月29日に82歳で死去した「サッカーの王様」ペレのひつぎが3日にサンパウロ州サントスの墓地に埋葬された。 ブラジルは大きな悲しみのうちに新年を迎えた。ペレのひつぎはサントスのスタジア…
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地方から始まった学校給食「無農薬・有機食品」使用の取り組み
10月26日に東京・中野区のなかのゼロ大ホールで開かれた「全国オーガニックフォーラム」を拝聴した。TPP反対で一緒に戦った山田正彦元農相の誘いである。 日本は今、食の安全が脅かされている。海…
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茶番の為替介入…日銀よ、おまえたちは手品師のつもりなのか
24年ぶりに政府が踏み切った円買いドル売りの為替介入。しかし、自国通貨買いの介入では、非常に難しい2つの現象が起きる恐れがある。 自国通貨売りならば、介入資金はいくらでもあるが、自国通貨を買…
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街の人気を先読みしての不動産投資を成功させる「3つのカギ」
先日、顧問先から、JR山手線・大塚駅近くにある不動産に投資したいといった相談がありました。「大塚駅」と聞いて四半世紀ほど前の出来事を思い出しました。 当時、私はディベロッパーに勤務していまし…
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【追悼】「選挙運動で聖火リレーを!」行動力あるアイデアマンだった猪木さんは、理論的で哲学的な人でもあった
小、中学生時代にプロレス少年だった私は、熱烈な猪木信者だった。大学卒業後に当時の日本体育協会(現日本スポーツ協会)に入り、その後、JOC(日本オリンピック委員会)に移った私をアントニオ猪木さんと引き…
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安倍晋三は政治家一家に生まれた平凡な人 空虚な器にジャンクな右派思想を注ぎ込まれた
第2次安倍政権の発足後、ある編集者から「安倍晋三の評伝を書かないか」と提案を受けた。だが、私は断った。面白い評伝になるとは到底思えなかったからである。 今も昔も人物評伝はノンフィクションの華…
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日中国交正常化から50年 日本が「台湾有事」に介入する法的根拠はあるのか
今年9月29日は、日中国交正常化の50周年記念日として慶典が催される。 それを前に林芳正外相は12日、経団連などが主催したシンポジウムにビデオメッセージを寄せ、双方の偉大な先人の努力を称え、…
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原発再稼働“影の主役”は嶋田隆首相秘書官 その狙いは「東電救済」だ
9月9日、私は某メディアの取材メモを入手した。岸田文雄総理の首席秘書官、嶋田隆氏を取材したものだ。そのポイントは、今冬、来冬の電力需給が厳しくなるので、東京電力柏崎刈羽原発を再稼働させる仕組みを作る…
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世界中でインフレが加速…日本の一般庶民は住宅ローンの金利上昇に備えよ
欧米各国の金利が徐々にかつ確実に上昇してきました。これはいわゆる消費者物価指数が大きく上昇してきた結果、各国の中央銀行がインフレを抑えるために政策金利を上げているわけですが、どうやら、この物価上昇も…
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統一教会、安倍国葬、円安…この「三題噺」に象徴される日本の政治崩壊
世間でいま大きな関心事となっているのが、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と自民党との癒着、安倍元首相の死去にともなう国葬の是非、深刻な物価高をもたらしている急激な円安でしょう。この「三題噺」は日…
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IOCバッハ会長は8年前、高橋治之元理事の“追放”を組織委に求めていた
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の高橋治之元理事が昨6日、五輪スポンサーで出版大手のKADOKAWAから賄賂を受け取った疑いで再逮捕された。 そのKADOKAWAが東京五輪2020開会…
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逮捕された高橋治之元理事には9億円 あぶり出される東京五輪招致の闇
「オリンピックは商業主義化した」とは、国際オリンピック委員会(IOC)批判の常套句だが、1984年ロサンゼルス五輪が民間資本だけで成功裏に終了し、しかも約500億円の黒字を出した。以降、IOCはそれま…
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「マサカの時代」に生きる
かなり前に『マサカの時代』という本を出したことがあった。 「マサカこんな事になろうとは──」 というあの「マサカ」である。しかし素人の予想であろうと、専門家の推測であろうと、明日どうな…
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世界的インフレで住宅ローン金利もジワリ上昇…不動産は今後どうなるのか
世界的に急激なインフレが起こっています。これは今後、長期化すると思われます。仮にウクライナ戦争が停戦しても元に戻るというものでもありません。 そもそも、インフレなるものは各国の政府が自国の紙…