時間栄養学と旬の食材
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【エスカルゴ】脂肪肝の予防に最適な「ベタイン」が豊富
エスカルゴは、フランスの郷土料理でもある食用のカタツムリのこと。ブドウの葉を餌としていたことから、シャンパーニュ、ブルゴーニュといったワインの産地で古くから飼育され親しまれてきました。日本ではそれほ…
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【サクラエビ】葉酸、DHA、EPAが豊富で妊婦にもおすすめ
サクラエビの旬は、産卵前の4~6月と産卵後の10~12月。静岡県の特産品にもなっている食材です。刺し身として生で食べられるほか、乾燥させて干しエビとしてもよく利用されます。いわゆる小エビ類をまとめて…
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【菊】ビタミンAやB1が豊富で「目の疲れ解消」に役立つ
五節句のひとつ「重陽の節句」は「菊の節句」とも呼ばれて古くから親しまれてきました。栗ごはんや秋ナスも食卓に並びますが、主役はなんといっても菊です。食用菊を料理にしたり、菊酒をたしなむほかにも、菊を浮…
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【牡蠣】「海のミルク」と呼ばれる理由 タウリンが豊富
牡蠣(かき)といえば生食、フライ、そのほかオイスターソースや牡蠣醤油などの調味料にも活用されています。牡蠣の種類は大きく分けて2つ。真牡蠣と岩牡蠣です。真牡蠣は10~4月ごろ産卵時期に入るため、冬に…
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【紫イモ】活性酸素を抑えて肌の老化を防ぐ アントシアニンが豊富
サツマイモの一種である紫イモは、沖縄県や鹿児島県の特産として記憶されている方も多いでしょう。サツマイモ自体は17世紀に沖縄、そして薩摩藩へ伝えられ、やせた土壌でも栽培できることからも飢饉などの食糧難…
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【米】糖質以外に含まれる栄養素とは? 脂肪肝を予防する成分も
新米のおいしい季節がやってきました。縄文時代の後期、中国から日本にやってきた米。主に中国の中南部やタイ、ベトナム、インド、バングラデシュ、フィリピンなどで栽培されるインディカ米と、日本を含む朝鮮半島…
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【イクラ】豊富なDHAとEPA 体をシャキッとさせるため朝食べたい
プチプチとした食感が楽しい「イクラ」はロシア語で魚の卵を意味する言葉。魚卵製品全般をイクラと呼んだりするそうですが、日本では「サケの卵」を指します。サケが海から川に戻り、産卵を始めるこの時季がまさに…
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【菱】食道・胃・子宮・乳がんの予防に効果 皮は血糖値の上昇を抑制
菱(ひし)は水面に浮かぶ葉の形が菱形の植物で、主に実を食べます。菱の実は果肉部分で、柔らかい茎も野菜として食べることができます。果肉の形が特徴的で、ギョーザのようないびつなハート形をしています。コウ…
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【プルーン】不足しがちな成分が豊富で「ミラクルフルーツ」と呼ばれる
プルーンは梅や桃と同じバラ科の植物で、西洋スモモとも呼ばれています。プルーン(PRUNE)の語源は、フランス語でプルーンの木を指す「プルノー(PRUNEAU)」に由来するといわれています。プルーンの…
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【チャーガ】SOD酵素が豊富で動脈硬化・血圧・血糖値を抑制
聞きなれない名前の食材「チャーガ」は、ロシア原産のキノコの仲間です。和名ではカバノアナタケと言います。白樺の木2万本に1本しか寄生しないとされ、「森のダイヤモンド」とも呼ばれています。 さま…
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【キャベツ】大きめの葉3枚で1日分のビタミンC 胃壁を守る効果も
一年中、使い勝手の良いキャベツ。じつはキャベツの旬は大きく分けて3つあるのはご存じでしょうか。4~6月に取れるのが春キャベツで、新キャベツと呼ばれることもあります。葉っぱが柔らかく、巻きがゆるやかな…
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【黒糖】糖類ではトップクラスのカルシウムとカリウム量を誇る
サトウキビを搾ってそのまま固めた砂糖を「黒糖」と呼びます。沖縄県や鹿児島県で多く生産されていて、沖縄料理の豚の角煮にも欠かせない砂糖になっています。砂糖の種類は分蜜糖(精製糖)と含蜜糖の2つに大きく…
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出世魚の「カンパチ」は低カロリー・高カリウム だから昼食で食べたい
夏真っ盛りのこの時季から旬を迎えるカンパチはブリやヒラマサの仲間で「ブリ御三家」のひとつとされています。頭部・左右の目から背にかけて斜めに走る太い暗褐色の線(斜走帯)があり、顔を正面から見ると八の字…
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【葛】伝統的な植物の「花」に潜む意外な栄養素 骨密度の低下を抑制
葛(くず)は古くから食品や生薬として利用されてきた日本の伝統的な植物です。風邪をひいた時の「葛湯」や、葛の根を乾燥させて煎じた「葛根湯」などで耳にしたことがある方も多いでしょう。他にも、切り傷の回復…
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【シークワーサー】アルツハイマー病の進行を抑える効果も報告
沖縄方言であるシー(酸っぱい)+クワーサー(食べさせる)を足し合わせた言葉を由来とするシークワーサーは、食欲のない時、元気のない時に喫食する習慣がある沖縄原産のフルーツです。古来、日本に原生していて…
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ナツメグには胃がんの発症を抑える効果が 神経保護作用もある
ハンバーグやミートローフなどの肉料理に欠かせないナツメグは、ニクズクの種を乾燥させたスパイスです。ニクズクの実からはナツメグとメースという2種類のスパイスが取れ、両方とも似たような香りを持ちます。メ…
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お酢の主成分は細胞から元気にする疲労回復物質 夜がおすすめ
調味料のイメージが強いお酢ですが、その健康効果がメディアなどで取り上げられていることから、体に良いものとして認識されている方も多いのではないでしょうか。 酢は大きく分けて「醸造酢」と「合成酢…
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クコの実にはさまざまな健康効果あり 脂肪肝の予防にも効く
漢字で「枸杞」と表記されるクコ。一見、馴染みのない食材のように感じますが、杏仁豆腐の上にのっている赤い実、といえばイメージできる方も多いのではないでしょうか。 クコの果実は近年、スーパーフー…
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ワサビには消臭や抗菌のほかに抗がんや血液サラサラ作用あり
香辛料として有名なワサビは、日本の食文化には欠かせない食材です。平安前期にできた日本最初の漢和薬名辞書にも、ワサビの効用が記されていて、その歴史の深さを垣間見ることができます。室町時代になると、刺し…
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マタタビは古くから関節痛や疲労回復の薬として使われている
マタタビはキウイフルーツと同じ仲間。6~7月にはウメに似た白い花が咲き、夏も盛りになると果実がなります。日本各地と朝鮮半島の山地にしか自生していないという珍しい植物です。 一般的にマタタビと…