著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【牡蠣】「海のミルク」と呼ばれる理由 タウリンが豊富

公開日: 更新日:

 牡蠣(かき)といえば生食、フライ、そのほかオイスターソースや牡蠣醤油などの調味料にも活用されています。牡蠣の種類は大きく分けて2つ。真牡蠣と岩牡蠣です。真牡蠣は10~4月ごろ産卵時期に入るため、冬においしい牡蠣として食されています。一方、岩牡蠣の旬は5~9月で夏に旬を迎えます。また、最近では真牡蠣の品種改良が進み、一年中、おいしい旬の牡蠣に巡り合うことができるのです。

 牡蠣の音を“賀喜”や“嘉喜”と読み替え、福をかき込むイメージがあるため縁起が良い食べ物とされ、ハレの日にもよく使われます。

 そんな牡蠣ですが、別名「海のミルク」と呼ばれるほど、たくさんの栄養素をバランスよく含んでいます。中でも注目したいもののひとつに疲労回復効果の高いタウリンがあります。肝臓の機能を正常にしたり、コレステロールを下げたり、血圧を下げる効果などもあるので、二日酔い予防や高血圧、高コレステロールの方におすすめです。

 また、同量のウナギの10倍といわれるビタミンB12や、マグロと同量含まれる鉄分は貧血の予防に役立ちますし、味覚を正常に整える亜鉛は食品の中でもトップクラス! 牡蠣エキスに含まれる亜鉛がストレスを軽減する可能性があるとの報告もあります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 2

    協会肝いりゲームアプリ頓挫の“張本人”は小林浩美会長…計画性ゼロの見切り発車で現場大混乱

  3. 3

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  4. 4

    SixTONES新冠番組を潰しにかかるTBS日曜劇場の本気度 道枝駿佑、松本潤、目黒蓮が強力な"裏被り”連発

  5. 5

    長渕剛「理不尽と戦ってほしい」鹿児島の母校卒業生にエールも…元女優から新たな告発

  1. 6

    侍J井端監督が正捕手に据えたい大本命は…3月強化試合への招集は「打倒甲斐」のメッセージ

  2. 7

    「胎動」と「混迷」が交錯するシンドイ2年間

  3. 8

    吉幾三(5)「お前のせいで俺と新沼謙治の仕事が減った」

  4. 9

    長山藍子のおかげでわかった両眼のがんを極秘手術

  5. 10

    ニセコで横行する「海賊スキースクール」…中国系インストラクターやりたい放題で認定校とはイタチごっこ