時間栄養学と旬の食材
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バナナは免疫力を高めてがんに効果 「青」は血糖値も抑える
今となっては一年を通して安価に買える果物ですが、台湾から日本に輸入が始まった1900年ごろは手に入りにくい食材で、お土産やお見舞いに使う高級品と位置づけられていました。日本に輸入されているバナナはフ…
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タコは疲労回復効果に加えコレストロールを分解する働きも
マダコは三陸や瀬戸内海沿岸で取れ、明石沖で取れたタコは「アカシダコ」とも呼びます。あの有名な明石焼きをイメージされる方も多いのでは? マダコの旬は地域によって違い、三陸では11~12月なのに対し、瀬…
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ソバは夕食に取りたい 血糖値が上昇しにくく睡眠の質を担保
ソバは麺として食べるほか、そば粉を用いた形のクレープ(ガレット)やクッキーでもおなじみです。粉にする前のソバの実を食べたりもします。収穫時期により夏ソバと秋ソバがあり、秋ソバを一般的に「新ソバ」とし…
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バラは食物繊維が豊富 お腹の調子を整えストレス解消効果も
バラが地球上の各地に現れたのは、5000万年以上前。観賞用以外に摘みたてのバラの花びらはお茶やお酒、ジャムなどにも使われてきました。近年、「エディブルローズ」とも言われる食用バラが注目を集めています…
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ハチミツは血糖が上がりにくく腸活におすすめ 抗菌効果も
古くから親しまれるハチミツですが、日本での歴史は意外と浅く、江戸時代に入ってから養蜂が盛んになったといわれています。 そんなハチミツの構成成分の約8割はブドウ糖や果糖、オリゴ糖などの糖分です…
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イワシは生活習慣病やアルツハイマーの予防に役立つ
イワシはニシン科に属している海水魚の総称。日本では「マイワシ」「ウルメイワシ」「カタクチイワシ」の3種類が取れますが、その時期は種類によって異なり、旬の時期も変わります。これからの時期はマイワシが関…
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さやえんどうは抗酸化、グリーンピースは疲労回復に効果あり
「エンドウ」は紀元前から小麦などと一緒に栽培されていたという古い歴史があり「世界最古の豆」とも呼ばれます。ツタンカーメンの墓からも副葬品と共に発見され、この時に発見されたエンドウ豆は現在もツタンカーメ…
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メリンジョは長寿遺伝子を活性化し肥満や心臓病の改善に役立つ
「メリンジョ」というなかなか聞き慣れない名前の植物があります。原産はインドネシアで、カリマンタン島(ボルネオ島)の深い森に住むダヤック人は、メリンジョを「生命の木」と呼び、語り継いで栽培してきました。…
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【エリンギ】キノコ特有の抗酸化成分エルゴチオネイン 血中濃度が高いと死亡率が低い
「エリンジウム」というセリ科の植物が枯れたところに生えることから、イタリアで「エリンギ」と呼ばれるようになったキノコです。 ヨーロッパでは古くから食用として親しまれ、柄の部分よりも傘の開いた部…
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アーティチョークは朝食で 食物繊維が豊富で食後血糖値を抑制
アーティチョークはキク科の多年草で、チョウセンアザミとも呼ばれます。芋、ゆり根、カリフラワーの軸を合わせたような独特の食感と風味を併せ持っていて、地中海沿岸では春から初夏の旬を彩る野菜として一般家庭…
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ハスカップは「不老長寿の妙薬」鉄・カルシウム・ビタミンが豊富
北海道の特産品でもあるハスカップは和名で「クロミノウグイスカグラ(黒実鴬神楽)」とも呼ばれます。ブルーベリーのような色(青紫色)に丸みを帯びた円すい形の果実です。 品種によっては赤色や黄色の…
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エネルギーも糖質も低い「海ぶどう」免疫力を上げコレステロールを下げる
沖縄の特産としても名高い海ぶどう。本島や宮古島、伊良部島などの海域に生息するイワズタ科の海藻で、特徴的な見た目からグリーンキャビアとも呼ばれる珍味です。最近は海外由来のものも出回っていますが、沖縄、…
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ルバーブは食物繊維が多く低エネルギー 糖尿病の人は夜に食べたい
ルバーブは、フキやセロリのように大きな肉厚の葉、赤やピンクの茎、独特の強い酸味が特徴的な野菜です。野菜と言いながらも調理法がほぼ果物と一緒のため、米農務省(USDA)では果物に分類されていたりする面…
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【行者にんにく】「山菜の王様」は動脈硬化を防ぐ栄養素が豊富
東北より南では高山でしか採れないことから、「行者が食べるニンニク」と名付けられたといわれる行者にんにく。タマネギ、ニンニク、ニラなどと同じユリ科の仲間です。ニンニクに似た独特の香りとシャキシャキとし…
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アオヤギは夕食に食べる 肝機能をアップし血液サラサラに
アオヤギはバカガイの別名と言われています。バカガイ自体の由来は水揚げした後にダランと足(舌)を伸ばしている、千葉県などの産地で「バカみたいに採れた」ため……など諸説あります。 アオヤギは千葉…
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甘エビは晩酌に食べたい 睡眠の質を向上させるグリシンが豊富
ホッコクアカエビの通称名は「甘エビ」。主に北海道、新潟、富山、石川などの日本海沿岸で水揚げされます。加熱前から赤色で唐辛子に似ていることから、南蛮エビや南蛮とも呼ばれています。刺し身として提供される…
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ウドは抗酸化作用を持ち老化予防効果も 朝食べて体内時計をリセット
ウドには大きく分けて白い白ウドと、緑色の山ウドがあります。どちらも同じウドなのですが、白ウドはある程度日光に当てながら根元に土をかぶせ軟白栽培されたもの。アクが少なく食べやすいのが特徴です。一方、山…
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【蕾菜】気持ちを落ち着かせる成分タップリの新しい野菜
蕾菜(つぼみな)はアブラナ目アブラナ科に属する野菜で、根に近い部分は白色、上に行くほど緑色のまさに蕾のような形の野菜です。コリコリとした食感でほどよい辛味があり、からし菜の変種とされています。福岡県…
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ブリは女性にオススメの赤身魚 タウリン・鉄・ビタミンDが豊富
ブリの旬は冬。産卵する春にかけて栄養素を体内に蓄えるため、脂が乗っておいしい時季になります。 成長魚であるブリ以外の呼び方は地域によってさまざまです。関東では養殖ものをハマチ、天然ものをブリ…
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栄養価が高いアピオスは高齢者など食の細い人におすすめ
「アピオス」という名前の野菜があります。聞きなれない方も多いのではないでしょうか。栗や豆のような香りに、ジャガイモ、里芋とサツマイモを足したような食味の植物で、小さいジャガイモのような形をしています。…