科学が証明!ストレス解消法
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「私が」ではなく「彼・彼女が」…主語を三人称にすればイライラ軽減
どうして私がやらなければいけないんだろう。 そんなことを考えてしまう仕事や作業が、みなさんにもきっとあるはずです。考えれば考えるほどイライラやストレスは募っていくわけですが、感情を抑制し、冷…
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「映画鑑賞」の効果は早歩きなどの軽い有酸素運動に相当する
映画鑑賞は、私たちにとって大きな娯楽の一つですが、「軽い有酸素運動に相当する」という驚きの研究が存在します。 ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)のデブリンらが主導した実験では、2…
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敬意を込めた「タメ口」が相手の心を開かせる…親近感を抱きやすくなる
私事ですが、今年1月に「戦略的タメ口」(WAVE出版)という本を出版致しました。本書は、タメ口を使うことによって人間関係を向上させる方法を紹介しているのですが、以前、このコラムでもタメ口が役に立つこ…
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「言葉」を増やすことは自分の可能性を増やすことになる
「語彙」が増えるにつれて感情表現が豊かになるという研究が多数存在します。例えば、2017年にハーバード大学のヌックらによって発表された論文では、6歳から25歳までの成長過程を追跡したところ、言語情報の…
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誰かと食事をすると食べる量が増え、アイデア力が上がる
食事は、私たちが考えている以上に、自分や周囲に影響を与える行動です。例えば、誰かと食事するか、1人で食事するかで食べる量がどのように変わるかを研究した報告があります。 これは、イギリスとオー…
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イライラしたとき「モノ」に当たるのは正解なのか?
ストレスを感じると、ついつい人やモノに八つ当たりをしてしまい、自己嫌悪に陥る方は少なくないと思います。八つ当たりは、ただでさえ周りの人にとっては迷惑千万ですが、オハイオ州立大学のブッシュマンらの研究…
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「15分間の昼寝」+「冷たいタオル」でパフォーマンスUP
2019年に経済協力開発機構(OECD)が公表した各国の平均睡眠時間のデータによると、日本人の平均睡眠時間は7時間22分だといいます。 7時間も確保しているわけですから十分な睡眠時間のように…
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「睡眠不足」は記憶力、精神面、認知症リスクに影響を与える
脳の記憶には、「短期記憶」と「長期記憶」があります。記憶をつかさどることで有名な「海馬」という部位は、短期記憶を処理する部分です。海馬の中で短期記憶が整理され、重要な情報と判断されると「大脳新皮質」…
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自炊と外食では「ココロ」も「サイフ」も違ってくる
コロナ禍を機に自炊をする人が増えたという調査があります。 実際、家にいることが多かったため、料理が趣味になったという人は少なくないのではないでしょうか。 食事は、基本的には主食・主菜…
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脳がいかにいい加減かを証明する「インビジブル・ゴリラ」って何だ?
さまざまな機能を持つ人間の脳ですが、実は“いい加減”なところがあります。科学の進歩によって、脳の認知についての研究は、ここ数十年で加速度的に進んでいますが、その結果分かってきたのは、「人間が物事をき…
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パソコン作業は開始30分で集中力が下がり始める…前後で5分休憩がベター
ひとつの作業ばかりしていると、集中力は必ず低下します。「仕事のやめどころがわからない」といった状態も集中しているように感じるかもしれません。しかし、仕事に対する集中力は時間とともに確実に低下していく…
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散らかった部屋やオフィスは「発想力」「想像力」を刺激する
企画書など、クリエーティブな発想が求められる仕事を前にしたとき、良いアイデアが思い浮かばずにずるずると時間だけがすぎていく……。このような経験がある人は多いのではないでしょうか。 やり方や答…
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作業効率が悪いときは時計の「運針速度」を速めてみる
集中しているとき、不思議と時間が早く感じられることがないでしょうか? 千葉大学の研究によると、感じている時間というのは、体験した出来事の数ではなく、出来事を「体験した」と認識するために必要な脳のエネ…
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「不便」の中から「益」を見いだそう…それが、やりがいにつながる
「不便益」という考え方があります。京都先端科学大学の川上浩司教授らによって提唱されている「不便だからこそ得られる益」があるという考え方です。 川上教授は、セル生産方式という工業製品の組み立て手…
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「偏見」は異なる集団間の接触で減少する…寛容さを向上
「World Happiness Report」という世界各国の幸福度ランキングを伝えるリポートがあります。2024年、日本の幸福度ランキングは51位でした。このランキングでは、「1人当たりGDP」「…
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読書をすると成績が上がるが、読書時間は長くない方がいい
「読書の秋」といわれますが、読書をすると成績が上がるという静岡大学の調査データがあります。 この調査は文部科学省の委託を受けて、小学生約114万人、中学生約107万人を対象に行われました。児童…
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日本人の「出る杭は打たれる」は本当だった…誰かが突出することを恐れる
誰かが飛びぬけた成果を出すことを恐れるあまり、仲間意識を求め、同じ目線を期待する。日本人のそうした意識を示唆する研究が存在します。 大阪大学の西條と福島大学の中村が行った実験(1995年)で…
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少数意見を上手に拾える仕組み「KJ法」を取り入れよう
心理学の世界では、「同調行動」という言葉があります。他の人がやっていることを自分もしてみたいという欲求が、人間には備わっているといいます。 興味深いことに、日本政策金融公庫の「外食に関する消…
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選択を迫られたとき、異なるフィルターを通して考えてみる
言葉のニュアンスによって、人間の意思決定は変わってしまいます。 以前、当コラムで「フレーミング効果」と呼ばれる、同じ情報であったとしても言葉の言い換えによって異なる印象を与え、意思決定に影響…
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紙に「書き出す」だけで不安を抑え、パフォーマンスを向上できる
不安や心配事に押しつぶされそうなときが誰にでもあると思います。不安と上手に向き合う方法として、「あえて不安を紙に書き出すと効果的」という南メソジスト大学のペネベーカーらの研究(1988年)があります…