女性の不妊治療で何が行われているのか
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不妊治療専門の病院・クリニックの正しい選び方
みなさんはどのように病院・クリニックを選んでいらっしゃるでしょうか。自宅あるいは職場の近くのクリニックにとりあえず行ってみるという方も多いと思います。もし本格的に不妊治療を始めようと考えたら、不妊専…
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不妊治療を続けても難しい場合の選択肢 卵子提供の実情と課題
44歳のA子さんは、41歳の頃から不妊治療を開始して体外受精へと治療を進め、何回も胚移植を行ないましたが、妊娠には至っていません。最近は採卵を試みましが卵子すら採れなくなっており、「もうこれ以上、治…
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サプリを飲んでいますか? プレコンセプションケアという考え方
みなさんは「プレコンセプションケア」という言葉をご存じでしょうか。欧米から広まり、現在は日本でもその重要性が唱えられてきています。プレコンセプションケアとは「妊娠する前から、元気な赤ちゃんを授かるた…
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不妊治療を保険適用にすることは本当に患者のためになるのか
菅首相が不妊治療への保険適用を掲げ、来年4月からの適用開始を目指して現在検討が進められています。高額な治療費がかかる体外受精が保険適用となることは、金銭的な理由で治療を断念している多くの患者さんにと…
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不妊治療はいくらかかるのか? 高額費用が必要な治療の実態
お子さんを希望しているもののなかなか妊娠せず、不妊治療を開始して人工授精、体外受精へと治療を進めたAさんご夫婦は、「検査や治療費などで1人妊娠するまでに100万円以上かかりました」といいます。 …
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SNSでの精子提供の急増と個人間の取引に潜む大きなリスク
精液中にまったく精子がいない状態を「無精子症」と呼び、日本人男性の約1%にみられると言われています。無精子症と診断されても、「MD-TESE」と呼ばれる精巣内から直接精子を探す方法で見つけ出すことが…
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不妊治療中にコロナワクチンを接種して大丈夫なのか?
コロナワクチンの職域接種が始まり、「不妊治療中にコロナワクチンを受けていいですか?」と質問される患者さんが増えています。中には、「コロナワクチンを打つと不妊になるとSNSで話題になっています」とおっ…
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「体外受精」の実際の治療成績は? 日本は世界で最下位
体外受精を希望されるご夫婦の中には、「体外受精でも、できるだけ薬は使いたくありません」とおっしゃる方も少なくありません。もちろん、患者さんのご希望に沿った治療をすることは大事ですが、治療を開始する前…
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いまや16人に1人は体外受精で生まれている どんな治療なのか
不妊を専門とするクリニックを初めて訪れたAさん夫婦は、「不妊治療にはどんな治療方法があるのかまったく知りませんでした」とのことでした。特に「体外受精」は一度は言葉を耳にしたことはあっても、実際にどん…
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「不妊検査で異常なし」=「不妊ではない」ということにはならない
28歳のA子さんは結婚後2年たっても子供ができないため、不妊治療を専門とするクリニックを受診。不妊検査で「両側の卵管が閉塞している」と言われました。そこで卵管を広げて閉塞を解除する卵管形成術を受け、…
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あなたの卵巣年齢は何歳?不妊の病院を訪れたら行われる検査
「子供を希望しているのにできないが、どのタイミングで病院を受診すればよいか分からない」という声をよくお聞きします。 女性の年齢が35歳未満なら不妊期間が1年、35歳以上なら半年を目安に受診する…
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不妊治療の大きな障壁 卵子の老化は止められない
「毎月タイミング合わせているけれど、なかなか子供に恵まれません」 結婚して1年、2年と過ぎ、こう思って不妊治療の病院を訪れる患者さんは少なくありません。国立社会保障・人口問題研究所の調査による…