立川晴の輔 大いに語る
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真打ち披露パーティーには730人が…「仲間に呼び過ぎだよと言われた(笑)」
2014年4月6日、真打ち披露パーティーはホテルニューオータニの大宴会場で開かれ、730人もの招待客が詰めかけた。 「出した招待状の出席率が異常に高かったんです。仲間に呼び過ぎだよと言われまし…
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「志の吉にねずみをやれと命じたのは私です」
真打ち昇進を目指して会を始めた志の吉だが、昇進までの道のりは遠かった。 「会を4回開いて、毎回DVDに録画して、師匠にチェックしてもらい、最終回に師匠が出演して合否を発表する段取りでした。師匠…
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「子供相手にやっているうち、大人の客に受けなくなってしまった」
2003年、二つ目に昇進した晴の輔(当時は志の吉)だが、新たな仕事場は、前座時代とだいぶ様子が違った。 「それまでは志の輔独演会の前座として出てましたから、常に300人以上の大きなホールの会場…
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「談志師匠が鰻重を3人前、お土産にお持ち帰りになりました」
前座修業6年の後、2003年、志の吉(前座名)は二つ目に昇進する。 「立川流には昇進試験があります。落語50席、歌舞音曲、講談のさわりを読むのが必須科目で、家元(談志)の前で演じて合否が決まる…
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志の輔に弟子入りも「人間同士だから、波長が合わないことがある。そういう場合は辞めてもらうよ」
東京農業大学の落研に入部した晴の輔は、落語を聴きまくった。 「中でも一番衝撃的だったのが、師匠、志の輔の落語でした。味わったことのない没入感で、この人の弟子になりたいと思いました。卒業するまで…
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「家族にも師匠(志の輔)にも話せない。それで、大師匠(談志)のお墓に行って、墓前に報告しました」
昨年秋、「笑点」の大喜利メンバー入りが決まってから8カ月間、晴の輔は沈黙を通した。 「おしゃべりの落語家ですから、誰かにしゃべりたい。でも口止めされてるので、家族にも師匠(志の輔)にも話せない…
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「笑点」新メンバーに抜擢「高校野球からいきなりメジャーに行った感じでした」
人気番組、「笑点」の大喜利メンバーに抜擢された立川晴の輔。今が旬の落語家と言える。レギュラーが決まるまでの裏話や、立川流での修業の苦労話などを語ってもらった。 「3カ月たちましたが、まだ慣れま…