「朝ドラ主役」射止めた土屋太鳳は吉高由里子を超えられるか
東京出身で、日本女子体育大学運動科学科に在籍する現役女子大生。角川映画やソニーミュージックほか3社合同実施のオーディションで審査員特別賞受賞を機に05年、デビュー。すでにドラマ、映画ともに10本以上の作品をこなしている。朝ドラ以外にも複数のNHKドラマに出演。4年前の「龍馬伝」で大河も経験済みだ。
昨31日の記者会見では「NHKの出世魚」(制作統括の高橋練氏)と例えられていた。2020人のオーディションから選ばれたのだから、ズバ抜けて光るものがあったのだろう。
「自局で多数の実績がある土屋の起用には“NHKは守りに入ったな”という印象ですが、彼女にとっては『花子とアン』で吉高や黒木華との3姉妹を演じた経験は、ヒロインを演じる上で大きな糧になるはず。2人の姉やんより経験値も浅いぶん、伸びしろも感じます。NHKドラマ『真夜中のパン屋さん』ではおいしそうにパンをほお張り、食べ物との相性も立証済み。今回のパティシエもはまり役でしょう。あとは彼女の魅力が生かされる脚本になるかどうか。そこが成功の鍵を握るのでは」(前出の桧山氏)
吉高は土屋の朝ドラ抜擢に「他人の仕事が決まってこんなに泣けたのは初めてだわ」と祝福していたが、数年後には強力なライバルになっているに違いない。