「朝ドラ主役」射止めた土屋太鳳は吉高由里子を超えられるか
朝ドラファンには馴染みの美少女がヒロインの座を射止めた。女優の土屋太鳳(19)が、15年度前期連続テレビ小説「まれ」で主人公・希役に選ばれたのである。
朝ドラ出演は3作目。「おひさま」(11年)でヒロイン(井上真央)の教え子役、そして放送中の「花子とアン」では吉高由里子演じる主人公の妹・もも役だ。貧しい小作農家の4人兄弟の末っ子で幼い頃から片思いしていた相手にあえなく失恋。見せ場をつくった後に甲府から北海道へ嫁ぎ、最近はめっきり出番が少なくなったが、「お茶の間のもも(太鳳)ファンから復活を望む声は多い」(TV誌ライター)というから、引きつける何かがあるようだ。
コラムニストの桧山珠美氏が言う。
「世の中に彼女の存在を知らしめたのは、3年前の連ドラ『鈴木先生』。テレビ東京の深夜枠で視聴率こそイマイチでしたが、業界関係者から高く評価された作品でした。その中で教師の長谷川博己のあらぬ妄想をかきたてる古典的な美少女中学生を演じたのですが、当時から並々ならぬ異彩を放っていた。いまのアイドルブームに逆行するような大人びた容姿と雰囲気が魅力です。『あまちゃん』出演時の能年玲奈と同じ19歳。ものすごくハイレベルな潜在能力を感じます」