19年ぶり主演 常盤貴子に「米法廷ドラマリメーク」の不安
女優の常盤貴子(46)が19年ぶりにTBSの看板ドラマに座長復帰する。来年1月期クールの日曜劇場枠。美容師役のキムタクと車椅子の図書館司書との純愛を描き、最高視聴率41%超をマークした「ビューティフルライフ」(2000年)以来の登板である。
昨年放送された倉本聰氏脚本の「やすらぎの郷」(テレビ朝日系)では老人ホームの敏腕コンシェルジュ役として花を添えていたが、ここ数年は単発ドラマや映画、舞台、ナレーションをメインにマイペースにキャリアを形成してきた常盤。久々の連ドラ主演に「やる気に燃えています」と意欲を見せている。
ストーリーは決まっている。09年から7年間、米国で放送された「グッド・ワイフ」を原作としたリーガルドラマで、米版の製作総指揮は巨匠リドリー・スコット氏。政治や社会が抱える闇に鋭く斬り込み、家庭の身近な問題もすくいとったリアルさが支持され、シーズン7まで重ねた大ヒット作である。2010年から14年までの間に断続的にNHK・BSでも放送され、日本にも原作ファンは多い。
ドラマ批評家のこうたきてつや氏は、「いまさら感が漂う中山美穂(48)や鈴木保奈美(52)とは異なり、年齢をも超越した実力を発揮してほしい。『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で年齢を超えた若々しさで視聴者の目を奪った石田ゆり子(49)、『半分、青い。』(NHK)で控えめな落ち着きを醸した松雪泰子(45)ともまた違った中年世代の魅力を見せてもらいたいですね」とエールを送る。