NHKだけで3本 ピンクの電話・竹内都子がドラマ席巻のワケ
「私は武士の娘ですから」
「ハハァ~~~」
松坂慶子(66)演じる今井鈴ご自慢の口癖を披露され、地べたにひれ伏すオバちゃん夫婦……。NHK朝ドラ「まんぷく」(24日放送)のひとコマである。オバちゃんを演じるのは「ピンクの電話」のミヤちゃんこと竹内都子(56)だ。
初週から視聴率20%超を堅調にマークする「まんぷく」の第4週は舞台を大阪から兵庫の上郡へ移し、新キャラがお目見え。ミヤちゃん演じる萬平(長谷川博己)のはとこである八重は、疎開してきた福子(安藤サクラ)ご一行に自宅の離れを提供し温かく迎えたのだが、とにかく田舎のオバちゃんがよ~く似合うのだ。
芸歴30年以上、もともと「劇団七曜日」出身の芝居畑である。コンビ結成後は相方の清水よし子(60)とともに茶の間や演芸場で笑いを提供してきたが、「コントで磨きをかけた確かな演技力は、抜群の安定感。それらは決して一日二日で習得できるものではなく、驕りもせず、地道に着々と積み重ねてきたたまものと言えるでしょう。しかも、土くさい役柄が似合う役者はそう多くはいない。作品の縁の下の力持ち的存在として欠かせない女優さんですね」(コラムニストの桧山珠美氏)