大ヒット中「ボヘミアン・ラプソディ」主役が語る熱演の裏
「フレディの人間性を深く理解する必要がありました。彼の葛藤は何か。彼のすべての側面を理解する必要がありました。ステージで聴衆を手中に収める以上の何かがフレディにはあった。それを理解する必要があったのです」
この映画では、解散状態だったクイーンが1985年7月のライブ・エイドで再結成して伝説的なパフォーマンスを行う場面で終わっており、91年11月にエイズで亡くなるまでの闘病生活や恋人ジム・ハットンとの生活などは描かれていない。
この件に関して、ラミは次のように明かした。
「彼ら(映画の監修をしたクイーンのブライアン・メイとロジャー・テイラー)はフレディの全生涯を映画に盛り込みたいと望んでいました。誰もが死ぬまで続いたフレディとジムの関係をもっと見せたいと思っていた。全く素晴らしい関係でしたからね。もし、私が好きにしていいのなら映画を1時間伸ばして、描かれなかった空白を埋めたいのですが」
「この映画には、偏った側面があるのは分かっています。でもそれは仕方がない。別のバージョンの映画を作ることも可能ですが、私たちは特定の期間に焦点を絞る必要がありました。映画はライブエイドのシーンで始まり、ライブエイドで終わることを望んだのです。そのために困難な問題が生まれました」