大ヒット中「ボヘミアン・ラプソディ」主役が語る熱演の裏
11月29日時点で世界での興行収入が5億ドル(568億円)を突破するなど爆発的な大ヒットになっている。英ロックバンド「クイーン」のボーカル、故フレディ・マーキュリー(享年45)の半生を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」。
映画でフレディを演じたラミ・マレック(37=写真はAP)が、米エンタメ誌「ザ・ハリウッド・レポーター」(11月28日付電子版)に、「完璧なまでにフレディを再現した」と絶賛されている演技に関して、興味深い話をしている。
「必要なのはフレディの自然な動きを自分のものにすることでした。彼の動きはコレオグラファー(振付師)によるものではありません。ステージに上がるたびに、彼がどう動くかは誰にも分からない。でも、それを再現することを目標にしました」
「それを実現するには、コレオグラファーに頼るわけにはいきませんでした。フレディはなぜあのような動きをするのか、その“突き動かす力”をものにすることを助けてくれる人が必要でした。フレディがその時々のムードに合わせて腕をちょっと動かすだけで、なぜ、時に優雅に、時に繊細に、時に攻撃的になるのか」