今期ナンバー1アニメ「呪術廻戦」“鬼滅”とは異なる中毒性
10月からMBS/TBS系で放送されているテレビアニメ「呪術廻戦」が今、話題となっている。
同作は「週刊少年ジャンプ」で連載中の、芥見下々氏によるダークファンタジー漫画。人間の負の感情から生まれた「呪い」をはらう「呪術師」たちを中心に、人間と人間の負の感情から生まれる化け物「呪霊」との戦い、そして呪術師の陰謀を描いた物語だ。
10月29日には、原作漫画がシリーズ累計発行部数1000万部を突破したことでも話題となり、Netflixの総合ランキングでも1位を獲得するほど人気が高まっている(今月14日現在)。
「鬼滅の刃」の次はこれがはやる! として、「呪術廻戦」の紹介を目にする機会が増えた。しかし実際に、同作を視聴しているファンからすると、若干の違和感を感じてしまう。
確かに「鬼滅の刃」と同じ「週刊少年ジャンプ」の連載作品ではあるが、比べずとも、それぞれに良さがあるのだ。なので今回は、純粋に「呪術廻戦」の面白さに迫る。
制作を手がけるのは、第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞した「この世界の片隅に」や、スケーターのリアルかつ美麗な動きを表現し話題となった「ユーリ!!!onICE」を制作した「MAPPA」。その映像の迫力に最初に度肝を抜かれたのは第2話だ。人気キャラクター「五条悟」と「両面宿儺」という妖怪のバトルシーンの回だった。