高齢芸能人の光と影…「ピーコ万引き報道」の一方で“アホの坂田利夫”は80代の今も舞台に
冒頭で言及したピーコは一昨年、TOKYOMXの情報バラエティ番組「5時に夢中!」で、「あの人がちょっと具合が悪くなって面倒を看てやらなければならないとダメなの」と告白。“あの人”とは、弟で映画評論家のおすぎのことだ。
「おすぎは、昨年5月にピーコとの同居生活を解消して、高齢者施設に入居したと報じられました。ピーコ自身も78歳ということもあって健康状態が心配された。最近になって、誰もいないのに自宅のエアコンだけでなくテレビもついていたことから、突然、行方不明と騒がれたのです」(前出・芸能ライター)
そのピーコも結局、高齢者施設に入居していることが確認されたという。
「認知症気味で、身寄りもなく施設に入ったという話を聞いて、いたたまれなくなりました。大手プロダクション所属でもなく、面倒を看てくれる家族もなく、蓄えもないような高齢の芸能人には他人事とは思えません」(70代の俳優)
芸能人の場合、稼いだカネをどれだけ蓄えて、周囲の人間関係にも恵まれているかが、老後の生活を左右する。一般人にとっても、それは決して他人事ではないだろう。
(本多圭/芸能ジャーナリスト)