芸能界の「お終活」事情 黒柳徹子と美川憲一が豪邸売却、“美しい幕引き”の秘訣は?
近頃、芸能界の大物たちの「終活」事情が話題になっている。
歌手の加山雄三(85)は19日、年内でコンサート活動を引退することを発表。「まだ歌えるうちにやめたい。最後までいつも通り歌う。それが一番なんだ」と重病説を払拭した。
同じく歌手の美川憲一(76)は、「アタシ継ぐ人がいないから、今ちゃんとしなかったら揉めるから」と都内にある7億円の自宅を売却。黒柳徹子(88)も都内一等地にあった20億円ともいわれるトットちゃん御殿を売却し、賃貸マンション住まいに。おすぎとピーコは、認知症が始まったおすぎ(77)をピーコ(77)が面倒を見る“老老介護”同居を経て、2月におすぎが高齢者施設に入所、成年後見人が決まったと発売中の「女性セブン」が報じている。
家族問題評論家の池内ひろ美氏がこう言う。
「終活の相談で一番多いのが相続について。芸能人のように資産があるとお金目当てで近づいてくる人も多く、生前贈与や寄付の相談も多い。おすぎとピーコさんのように専門家にお任せするというのもひとつの選択肢です。一般的に、高齢者は同年代のお友達も減り、寂しくなるので、自ら交友関係を狭めようとはしません。もし、そういった行動があれば、第三者が他の人を排除して情報操作している可能性もある。急に“話し相手ができた”“以前から知り合いで、急に距離が縮まった”“親切な人がいて”と語り始めたら黄色信号。ましてや“若い”“可愛い”“イケメン”なら危険です。加山さんのように美しい幕引きができるのは『自分を客観視できるかどうか』。客観視が身を守る手段でもあります」
資産のある芸能人はもとより、高齢者全般の問題だ。