フジテレビにはびこる“不適切すぎる昭和体質”…他局の元TVマンも「お台場だけ時が止まっている」と厳しい指摘
元SMAP中居正広(52)のフジテレビ関係者女性とのトラブルに同社幹部社員の関与が報じられた問題で、フジテレビは17日の港浩一社長らの会見に続き、27日、今度は記者クラブ以外の記者やテレビカメラを入れたオープンなかたちで再び会見を開催。しかし、経営陣が退陣しても、はびこる問題の根は深そうだ。
会見を巡っては17日の会見前に、大株主の「ダルトン・インベストメンツ」が14日付で「we are outraged!(激怒している)」という強い表現で、フジに第三者委員会の設置と説明を要求する書簡を送付していたが、会見がクローズドかつテレビカメラを入れることを禁じ、プライバシー保護を理由にロクな回答もないものだったことが火に油を注ぐ結果に。翌日からCMスポンサーの“撤退ドミノ”が始まり、ダルトンが21日付で再びフジに送付した書簡では、「なぜ参加を一部のメディアだけに限定したのか」「なぜ港社長はほとんどの質問に答えなかったのか、疑問が残った」とまで書かれ、フジの「隠蔽体質」を再び猛非難。公平性が担保される日弁連のガイドラインに沿った第三者委員会の設置と、今週中にテレビカメラも入れて、すべてのメディアが参加できる会見を開くことまで求められていた。