「すべらない話」で思い出す 師匠N君が教えてくれた“発射”

公開日: 更新日:

 そんな中、帰りの会で先生が「意見のある人?」と言いました。その時僕はとっさに手を上げていました。思いを伝えたい! 気持ちは十分でしたが、ただ言葉がまとまってなく、しどろもどろに「先生、N君は……エッチです」と言ってしまったのです。

 ハッとして師匠を見ると、顔を真っ赤にして憤慨しています。そんなつもりじゃないんだ! 胸が苦しくなりました。それから気まずくなり自然と疎遠になりました。しかし、時が流れ、いつしかH関係の相談をしに男子が師匠の元に殺到するようになりました。その時の師匠のまんざらでもない表情を見ると少しホッとしました。

 師匠、あの時はゴメン、そしてご指導ありがとうございました。

▼スリムクラブ 真栄田賢、内間政成。ともに1976年、沖縄県生まれ。琉球大学在学中に知り合い97年にコンビ結成。「M―1グランプリ2010」で準優勝したことをきっかけに人気上昇。しかし19年6月、いわゆる「闇営業」問題で無期限謹慎処分に。同年8月に謹慎が解け活動再開、復活をかける。

【連載】スリムクラブ「僕らでもナンクルなりました」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 3

    大阪万博は開幕1カ月を待たずトラブル続出…場当たり説明でGW後半の盛り上げムードに水を差す協会の大罪

  4. 4

    巨人阿部監督はなぜ田中将大にだけ甘いのか…2試合連続炎上でさすがに二軍調整も

  5. 5

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  3. 8

    斎藤元彦・兵庫県知事が頑迷に貫く「治外法権」…公益通報を巡る国の勧告もガン無視

  4. 9

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  5. 10

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???