浅沼父が無表情パンツ一丁で野菜炒めの皿を「ガシャーン」
皆さま、どうも真栄田です。人間生きていると気まずいシーンに出くわすことってありますよね。
学生時代、酔っぱらった内間が普段見せない笑顔で楽しそうにブスと歩いていた時。小学生の頃、吸うイメージのない友達のお母さんが急にたばこを吸い出した時。楽屋に挨拶に行った時にタモリさんが200年くらい前の古い本を読んでいた時(別に気まずくないか)。
高校生の頃に浅沼という友達がいました。浅沼は南大東島から沖縄本島に出てきていて、アパートで一人暮らしをしていました。
そのアパートはみんなのたまり場になり、麻雀をしたり、ゲームをしたり、CDで広瀬香美のロマンスの神様を300回くらいリピートして聴いてたりと夢の空間でした。
ある日そんな夢空間に突然、招かざる客が。浅沼の親父が島から出てきたのです。親父は議員をやっていて性格も非常に厳しく、体格も安岡力也さんが「あ、こいつ俺より大きいな」と思うほど立派で異常な威圧感がありました。
学校帰り、浅沼の家で僕が浅沼と楽しくボンバーマン(コンピュータゲーム)をやっていた時に、急に親父が家に入ってきたのです。無言で入ってきた親父にビックリして挨拶をするも、親父は無表情で、おもむろに服を脱ぎ始めパンツ一丁に。僕は一瞬、「南大東島に伝わる相撲で俺を殺すのか?」と思いましたが、親父は白いパンツ一丁で台所に向かい料理をし始めました。その間、僕と浅沼は急にボンバーマンをやめるのも何かわざとらしかったので、あまり爆弾を置かないようにプレーを続けました。