市川猿之助容疑者「殺人容疑」で再逮捕の可能性は? 一家心中の本気度と“証拠隠滅”行為の謎

公開日: 更新日:

睡眠導入剤を砕いて粉状にして水に溶かし、両親が飲みやすいように準備した」

 東京都目黒区の自宅で歌舞伎俳優の市川猿之助(本名・喜熨斗孝彦)容疑者(47)が、母親の延子さん(享年75)の自殺を手助けしたとして、自殺幇助の疑いで警視庁捜査1課に逮捕された事件。

 猿之助容疑者は調べに対し、「私に関する記事が週刊誌に掲載されることを両親に話したところ、家族3人で次の世界に行こうということになった」と供述しているという。押収されたスマホやパソコンの解析から、猿之助容疑者は事件発覚前日の5月17日、インターネットで自殺の方法を調べていたことが分かった。

 警視庁は母親への容疑が固まったことから、まずは立件しやすい自殺幇助容疑で逮捕。勾留期限の20日間を使い、父親に対する「殺人容疑」で再逮捕できるか、今後、調べを進めるとみられる。

 猿之助容疑者は「両親が自殺する手助けをしたことは間違いない。私も両親の後を追って自殺しようと思った」と幇助したことは認めているが、亡くなった両親に「自殺する意思」があったかどうかは不明だ。特に要介護認知症を患い、寝たきり状態だった父親が自ら睡眠薬を飲んだとは考えにくい。もし猿之助容疑者が飲ませたとしたら、幇助では済まない可能性がある。

 飲ませたのは母親なのか、それとも猿之助容疑者だったのか、誰がどのようにして、睡眠薬を飲ませたのかがポイントとなる。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  3. 3

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  4. 4

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 5

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  3. 8

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  4. 9

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  5. 10

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ