市川猿之助容疑者「殺人容疑」で再逮捕の可能性は? 一家心中の本気度と“証拠隠滅”行為の謎
警視庁は本気なのか
弁護士の山口宏氏はこう言う。
「父親が認知症を患っていたとしたら、自殺の意思があったかどうかは証明できません。その場合、睡眠導入剤を溶かした水を父親に飲ませたのが容疑者だとすると、殺人容疑に問われる可能性があります」
猿之助容疑者は、両親が睡眠導入剤を飲んだ後、2人の顔にビニール袋をかぶせたことを認めている。この点について「なるべく苦しまずに死ぬ方法として、睡眠薬を飲んで眠った後にビニール袋を使うことにした」と話し合ったと説明しているが、両親が息を引き取った後、ビニール袋を外し、睡眠薬の容器とともに、家の前のゴミ収集場まで捨てに行っている。
睡眠導入剤を水に溶かし、寝たきりの父親に飲ませたのなら、介護用の水飲みなどを使用しているはずだが、それも見つかっていない。
そもそも猿之助容疑者が一家心中を図ったことについて、事件直後から「週刊誌にスキャンダルが報じられたぐらいで自殺するのか」「他に何か理由があったのではないか」といった声や、「摂取した睡眠薬の量が両親より少なく、死ぬ気はなかったのではないか」という疑問が上がっていた。
猿之助容疑者が「証拠を隠滅」してまで、一家心中を図ろうとした理由は何だったのか。
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■厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口
▽いのちの電話
0570-783-556(午前10時~午後10時)
0120-783-556(午後4~9時、毎月10日は午前8時~翌日午前8時)
▽こころの健康相談統一ダイヤル
0570-064-556(対応の曜日・時間は都道府県により異なる)
▽よりそいホットライン
0120-279-338(24時間対応)
0120-279-226(岩手、宮城、福島各県から、24時間対応)