肥満=悪はウソ? 内臓脂肪を減らし“健康デブ”になる方法
身長に応じた“理想体重”より10キロ以上太っていても構わないくらいだとか。
デブには心強いデータだ。
■背筋と歩幅に注意して歩く
同じ肥満でも、健康的な肥満とそうでない肥満がある。
「膝などを痛めるほどの体重があったり、睡眠時無呼吸症候群の症状が出ているような肥満、内臓脂肪が基準値以上になっている肥満は注意が必要です」(新見准教授)
理想的なのは、適度な筋肉を備えた“ジャイアン形マッスルデブ”。逆に健康上のリスクが多いのが、内臓脂肪をため込んだ“ドラえもん形デブ”。こちらは動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高い。
「内臓脂肪は皮下脂肪よりも、ちょっとした運動ですぐ減らすことができます。そして運動によって筋肉量が増えれば、内臓脂肪を減らしながらマッスルデブに近づく。日常生活の中で、背筋を伸ばして歩幅を広めに速足で歩くだけで十分です」(新見准教授)
体重を減らすためのウオーキングではないので、気楽にできる。