花粉症シーズンが終わってからも怖い「合併症」の深刻度

公開日: 更新日:

 記録的な寒波の影響で、今年は花粉の飛散量が過去10年で2番目に少ない。しかし、これから気温が上昇すると、一気に急増するとみられている。花粉症だけでなく、その合併症にも注意が必要だ。

 目がかゆくて涙がボロボロ、くしゃみが止まらず鼻水もズルズル……。ただでさえ厄介な花粉症だが、その花粉症がさらなる病気を引き起こすケースも多い。花粉の季節が終わってからも深刻な症状に悩みたくなければ、注意しておく必要がある。

 まず「副鼻腔炎=蓄膿症」に気をつけたい。鼻の周辺にある骨の空洞部分に鼻水やうみがたまり、炎症を起こす病気だ。耳鼻咽喉科の専門医で「慶友銀座クリニック」(東京・東銀座)の大場俊彦院長は言う。

「花粉症によるアレルギー性鼻炎が続くと、粘膜が腫れて空洞から鼻へのルートが潰れてしまいます。そうなると、鼻水の流れが悪くなったり、空洞部分にうみがたまって炎症を起こし、副鼻腔炎になります。粘り気のある鼻水が止まらなかったり、鼻づまりが改善しないだけでなく、炎症が広がると頬、おでこ、目の周りが痛くなることもあります。嗅覚に障害が出て、ひいては味覚にも悪影響が出ます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出