症状もピタリ 花粉症の「眠気」とおさらばのオススメ薬
花粉症の記者は今、日中眠くて仕方がない。
「花粉症の薬は、花粉が飛散する前から飲まないと効き目がよくない」と取材で何度も聞いているので、すでに薬を飲み始めているからだ。
「比較的眠気が少ないものを」と医師に伝えて処方してもらっているが、それでも眠い。あまりにつらいので、一度、薬を飲むのをやめたことがあった。すると、花粉が飛散し始めた途端、くしゃみの連発と鼻詰まりによる息苦しさで、日々が地獄のようだった。
また、市販薬で花粉症の時季だけ何とか対処しようとしたこともあったが、効き目がイマイチなのに、眠気が強く、これまた地獄のようだった。
仕事に悪影響が出そうな眠気が、毎年3月と4月の2カ月間続く。何とかならんかと思っていた記者に、「眠気の副作用がなく、ピタリと花粉症の症状を止める方法」を教えてくれたのが、自身もひどい花粉症だという「石井クリニック」(埼玉・北浦和)の石井泰憲院長だ。その方法を紹介しよう。
「花粉症の薬は何種類もありますが、ほとんどに抗ヒスタミン剤が含まれているので、どうしても眠気が生じます。しかも、花粉症の症状が出る前から飲まなくてはならないのがナンセンス。私も使っていて、患者さんにも勧めているのは、漢方薬の小青竜湯です。即効性があり、眠気などが起こらない」