便秘解消の秘策は“うんこ座り” 「洋式便器はNG」と医師指摘

公開日: 更新日:

「しつこい便秘や下痢は、原因を見極めて治療しないと治らない。その当たり前のことがされていないのが現状です」

 国立病院機構久里浜医療センターの水上健氏(内視鏡検診センター部長)は、便秘や下痢の新たな原因として「ねじれ腸」や「落下腸」を見いだし、難治性の便秘・下痢患者を驚くほど早く改善させている。しかし、この2つ以外にも、見落とされがちな原因や事象があるという。

 日本のトイレの主流が「和式」から「洋式」に変わったことは、便秘に関係している。

「洋式便所では、背筋を伸ばして便座に腰掛けます。それだと直腸が肛門に向かって真っすぐ伸びている人は普通に排便できますが、日本人には直腸が肛門まで鋭角にカーブしている人が多い。すると、背筋を伸ばして便座に腰掛けた状態では、途中で便がつっかえて、排出されにくく、痔にもなりやすいのです」

 そういう人には、和式便所のしゃがんで上半身を前傾させてイキむ、いわゆる“うんこ座りスタイル”が向いている。洋式便所なら、足台を使ったり上半身を前傾させたりするだけで効果がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」