病気せず長生きのために 胃を強くきれいにする5つの方法
「食物が胃から十二指腸に送られるまで、およそ2~3時間かかります。ただ、栄養素によって違いがあり、同じカロリーであれば、タンパク質がいちばん早く送られ、次は炭水化物で、最も時間がかかるのが脂肪です」
タンパク質の半熟卵は1時間30分、炭水化物である米は2時間、パンは2時間45分かかり、脂肪分が多いステーキは4時間15分、バター(50グラム)は12時間もかかる。
夕食は脂肪分を控え、遅くとも2時間前までに済ませたい。
②朝食を食べる→動き
朝食を1週間とらないと、空腹時の運動(胃の大掃除)が弱まるという報告がある。
その後、朝食を再開しても、1週間は元の状態に戻らないこともわかっている。
③ストレスを解消する→膨らみ
健康な胃は、食物が入ってくると天井部分が大きく膨らんで食物がたまるスペースをつくる。しかし、膨らみが悪い人はすぐに満腹になってしまい、悪化すると何も食べられなくなる摂食障害を起こすケースもある。また、摂取した食物が胃にためられないため急激に十二指腸に送られてしまう。すると、十二指腸は食物を逆流させる「十二指腸ブレーキ」をかけ、胃の中に食物が停滞していく。これが、「胃もたれ」や「胃が重い」という状態だ。