病気せず長生きのために 胃を強くきれいにする5つの方法
「胃の膨らみを悪化させる大きな原因がストレスです。ストレスがかかると、脳の視床下部から『CRF』というホルモンが分泌されます。CRFには胃の運動機能を抑え込む作用があります」
寝る前に今日起こった「良かった出来事」を3つ見つけ、それを紙に書き出す。この習慣を続けるだけで、ストレスによって動きが悪化した胃の調子は改善するという。
④ピロリ菌を除菌する→炎症
慢性胃炎にかかっている人は、ほぼ100%がヘリコバクター・ピロリ菌に感染している。除菌しない限り炎症は続き、そのうち粘膜がペラペラになってしまう萎縮性胃炎が進む。これが、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんや、動脈硬化など全身疾患の原因になる。
「除菌すると、半年ほどで慢性胃炎はなくなります。すでに萎縮性胃炎になっている人も、10年弱で胃の粘膜が再生して萎縮も改善します」
最近は、除菌して炎症が治まったのに、胃の痛みなどの不調を訴える「機能性ディスペプシア」の患者も増えているという。知識のある専門医を受診したい。