うがい・手洗い・マスクは役立たず 確実な肺炎予防法3つ

公開日: 更新日:

■重篤な副反応はない

 予防接種の副反応では、注射部位の痛み、赤くなる、腫れなどが報告されているが、「肺炎予防」という効果を上回る重篤な副反応はない。

「強いアレルギー反応がない限り、肺炎球菌ワクチンの対象外になる人はいません」(内藤教授) 肺炎球菌ワクチンは、インフルエンザワクチンと両方接種する方が効果が高い。インフルエンザに感染すると肺がウイルスでボロボロになり、そこに肺炎球菌が入り込むと、肺炎発症リスク、ひいては死亡リスクがより高くなるからだ。

「ワクチンの両方接種でどれくらい肺炎発症リスクが下がるかは、国内では今後の調査になります。しかし香港では有意に発症リスクが下がったという報告が出ています」(内藤教授)

 ワクチンというと「製薬会社が儲けようとしている」などと批判の目で見る人がいる。しかし、もし老親が肺炎で命を落としたり、認知症になったら――。

 防げたかもと思うと、後悔先に立たず、ではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が