妊娠しやすい「体格」は? やせすぎは時間が4倍かかる

公開日: 更新日:

「体重管理で基本となるのは、当然ながら食事内容と運動習慣の見直しです。食事ですすめられるのは、イタリアンなどの地中海式食事です。それに主食はGI値(血糖値が上昇する値)が低いものに代替するのがいい。たとえば白米なら玄米に、白パンなら全粒粉パンにするといった感じです。運動習慣は、30分以上の有酸素運動を週2~3日は行う」

 地中海式食事とは、たとえば脂質の摂取にはオリーブオイルやナッツ類を取り入れて、マーガリンやショートニングなどのトランス脂肪酸を含む食品はやめる。タンパク質の摂取は、魚や卵、豆類などが中心。野菜はトマト、ニンジン、カボチャ、ブルーベリーなどの虹7色野菜を意識して食べるといいという。これらの生活改善で、モチベーションの高い女性だと3カ月で排卵しやすくなるという。

 では、嗜好品の習慣はどうか。最も悪いのはたばこ。喫煙は不妊症の確率を1.6倍に高めるとされるが、妊活には夫婦そろっての禁煙が鉄則だ。

「飲酒は1日にビール1缶(500ミリリットル)やワインをグラス1.5杯くらいならリスクになりません。しかし、その倍以上の量を毎日飲むと不妊率が1.6倍になるというデータがあります」

 意外と影響するのがカフェイン。コーヒーは1日2杯(1杯100ミリグラム)までならOK。1日250ミリグラム以上飲んでいると妊娠率が半減(0.55倍)するとされる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑