健康は足元から 整形外科医が教える体にいい靴の選び方

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 靴の中ではある程度の遊びが必要だ。しかし、足が動き過ぎると、足の皮膚がこすれるなどして水疱やタコ、うおのめを発症しかねない。

「皮膚の局所に圧迫や摩擦が集中すれば、熱が出ます。やがて組織を守ろうとして水疱ができる。さらに圧迫や摩擦が続けば、水疱が破れて皮膚が厚く硬くなりタコやうおのめができるのです」

 むろん、熱と湿気がこもる通気性の悪い靴であれば水虫のリスクも上がる。

■オーダーメードの中敷きを

 ほかにも、窮屈な靴を履いていれば足の親指が外側に曲がり、その付け根が炎症によってズキズキした痛みが出る外反母趾や親指以外の足の指がまっすぐに伸ばせなくなるハンマートウになる場合もある。

 滑る靴は転倒・転落を引き起こし、思わぬ死亡事故につながる可能性もある。実際、厚労省が発表した「不慮の事故死」の数は、交通事故のそれを大きく上回っている。

「中高年が特に注意しなければならないのは衝撃の緩和です。膝や腰を痛めることもある。人は歩くとき、かかとで着地して足の外側に体重を移動して最後に親指で蹴ることで前に進みます。このとき足が接地するごとに片足に体重の1・5倍の衝撃がかかります。走るときは3倍、ジャンプすると体重の7倍の負荷がかかるともいわれます」

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