AIで糖尿病を予測 3年以内の発症リスクを瞬時に表示する
AI予測の開発には、データを学習させるのに約半年、ホームページ上で利用できるシステムづくりに約半年かかっている。開発のポイントは、どんなところにあるのか。
「糖尿病の予測にAIを導入したことで注目されましたが、実は重要なのはAI自体よりも、どれだけ質の良いデータを使用しているかです。データの品質が低ければ、AIは間違った結果を出してしまう。そういう意味で日本では労働者に対する健診が義務づけられているので、偏りのないデータがそろっています。それをAIに学習させることで、糖尿病の正確なリスク予測が可能となったのです」
AI予測の結果表示のページには、同センターが設置する「糖尿病情報センター」のホームページにアクセスするリンクが張られている。これらのツールを使って多くの人に糖尿病のことを詳しく知ってほしいという。