世界中どこからでも手術支援が 5G遠隔高度医療の最新事情

公開日: 更新日:

 SCOT自体は手術室内のすべての情報が一元化されてつながっているので、そこに5Gの通信技術が加われば熟練の専門医はどこにいようと手術現場に立ち会える。医療に5Gの活用が普及することは、診療を受ける患者側と診療をする医療者側のいる場所を問わなくなることにつながっていくという。

 また、NTTドコモは和歌山県、県立医科大と遠隔診療の実証実験を行っている。実際に患者宅を訪問するのは地域の医師だが、5Gでつないで同大学の専門医も参加する。前橋市や前橋赤十字病院とは5Gを用いた救急搬送の実証実験を行っている。救急車やドクターから心電図やエコー、高精細カメラ映像などの情報を病院へ送信し、それを確認しながら隊員らに指示を出すといった試みだ。5Gをうまく活用すれば、医療の均てん化やスピード化が進む。来年からの実用開始に期待したい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択