著者のコラム一覧
熊本悦明医師

1929年、東京都生まれ。東京大学医学部卒。日本メンズヘルス医学会名誉理事長、札幌医科大学名誉教授。現在は「オルソクリニック銀座」(東京・中央区)で、名誉院長として診療中。近著「『男性医学の父』が教える 最強の体調管理 テストステロンがすべてを解決する!」(ダイヤモンド社)がある。

補充療法だけではない テストステロンを増やす5つの習慣

公開日: 更新日:

 注射などによるテストステロン補充以外にも、テストステロンを日常生活を送る中で高める方法がある。

 1つ目はお風呂だ。

「筋肉や皮膚、内臓などを構成するタンパク質の立体構造の修正や再生を果たす、HSP(ヒートショック・プロテイン=熱ショックタンパク質)という物質はストレスから細胞を守る機能を持っています。これがテストステロンの働きを助けるのです」

 このHSPを手っ取り早く増やすには体温を高めること。

「実際にトップアスリートのサポートやがん患者治療のために、専門家が行っているHSP入浴法を紹介しましょう。42度のお湯なら10分、41度なら15分、40度なら20分ほど入って体が熱を得るようにします。お風呂から出た後は、10~15分、ガウンを羽織るなどして体温を37度に維持します。汗がしっかり出るので水分補充を忘れないように。これを週2日やります。HSP入浴をすると、HSPは1日目から増えて、2日後がピークになります。大事な仕事や行事などストレスがかかりそうな“勝負日”は、2日前にHSP入浴をするといいでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘