補充療法だけではない テストステロンを増やす5つの習慣
注射などによるテストステロン補充以外にも、テストステロンを日常生活を送る中で高める方法がある。
1つ目はお風呂だ。
「筋肉や皮膚、内臓などを構成するタンパク質の立体構造の修正や再生を果たす、HSP(ヒートショック・プロテイン=熱ショックタンパク質)という物質はストレスから細胞を守る機能を持っています。これがテストステロンの働きを助けるのです」
このHSPを手っ取り早く増やすには体温を高めること。
「実際にトップアスリートのサポートやがん患者治療のために、専門家が行っているHSP入浴法を紹介しましょう。42度のお湯なら10分、41度なら15分、40度なら20分ほど入って体が熱を得るようにします。お風呂から出た後は、10~15分、ガウンを羽織るなどして体温を37度に維持します。汗がしっかり出るので水分補充を忘れないように。これを週2日やります。HSP入浴をすると、HSPは1日目から増えて、2日後がピークになります。大事な仕事や行事などストレスがかかりそうな“勝負日”は、2日前にHSP入浴をするといいでしょう」